自意識過剰の意味とは?自意識が強い人の心理・原因・改善方法を解説

HaRuKa 2024.10.15

「自意識過剰ってどんな意味?」
「自意識過剰になる原因はなに?」

もしかしたら自意識過剰かも、と思うことありますよね。

今回は、そんなときの原因や対処法、放置してしまったときのリスクを解説していきます!

自意識過剰な人ってどんな人?特徴を大公開!

自意識が強い人の心理&原因・改善方法

自意識過剰になってしまうと、生きていく上で辛い思いをしがちです。恋愛も仕事も楽しめないため、自意識過剰な考えを直したいと考える方も大勢いるはず。

しかし、そもそも自意識過剰とはどんな状態を指すのか分かっていない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自意識過剰の意味から自意識過剰な人の特徴を徹底解説。もし自分に当てはまるという人は、人生を過ごしやすくするためにも、自意識過剰を克服していきましょう。


前提として「自意識過剰」の意味とは?

前提として「自意識過剰」の意味とは?

自意識過剰とは、自分が周囲からどう思われているかを気にしすぎてしまうことを指します。「人から良い印象を持たれたい」という気持ちが強く、自分に自信がない人によく見られる状態だといえるでしょう。

似た言葉に自信過剰がありますが、自信過剰は根拠のない自信を持っている人に使われる言葉で、自信がない自意識過剰とは真逆の意味を持ちます。全く意味が異なりますので、混合しないように注意しましょう。


「自意識過剰」と「被害妄想」の違いについて

被害妄想とは、事実の有無に関わらず、他人から危害を加えられていると思い込んでしまうことです。

自意識過剰は他人からの評価を気にしているだけですが、被害妄想は他人からの評価を自分で悪い方に決めつけてしまっているので、思い込みの有無が違いとして挙げられます。


心の内は何を考えてる?自意識過剰な人の心理

心の内は何を考えてる?自意識過剰な人の心理

自意識過剰な人を見ても他人からの評価を気にしている様子は分かりますが、心の内までは読めませんよね。

そこで、自意識過剰な人の心理について紹介していきますので、何を考えて自意識過剰な行動に出ているのかを見ていきましょう。


心理1. 他人の目や顔色を伺うのが癖になっている

自意識過剰な人は、他人からの評価が自分の全てだと考えています。「他人から良い評価を得たい」ということばかりが常に頭をよぎってしまうので、他人の目や顔色を伺うのが癖になっていることも。

そのため、自分自身で自由を制限してしまっており、自分がやりたい物事を我慢したり、意見を言うのを控えたりしている方が多く見られます。自分の意志なんかはどうでもよく、とにかく他人から好かれたいというのが自意識過剰な人の心理です。


心理2. 常に完璧で、スマートに立ち振る舞うべきだと思っている

自分に対しての理想が高く、「自分は優秀で、他人から憧れられる存在でなければならない」と考えてしまうのも自意識過剰な人には多いです。

自分が思うだけでは足りず、人から完璧だと思われるのが重要ですので、とにかく人からの評価を知りたがる傾向にあります。

実際は周囲から完璧でスマートだとは思われていないことも多く、それをバネにして、さらに自意識過剰になってしまうことも少なくありません。


心理3. 本心では人から注目を集めたいと思っている

自意識過剰な人は人から認められたり、褒められたりすることで心の平穏を保っています。多くの人から賞賛されればその分、自分の価値が高まると考えていますので、本心では人から注目を集めたいと感じているでしょう。

言い換えれば承認欲求が強いことでもあり、人から注目を集める職業であるタレントやモデルなどに強い憧れを持っている人も少なくありません。


自意識過剰と言われる人に共通する特徴5つ

自意識過剰と言われる人に共通する特徴5つ

自意識過剰になってしまっている人は他人を気にし過ぎる気持ちが強すぎるがあまり、特徴となって表面に表れやすいです。

どういった特徴が確認できるのか、自意識過剰と言われる人に共通する特徴を見ていきましょう。


自意識過剰な人の特徴1. 上から目線で物言いをしやすい傾向にある

他人の批判や陰口を全て「自分のことだ」と勘違いしてしまうのが自意識過剰です。そのため、自分が責め立てられてると感じて攻撃的な性格となってしまうことも多く、人に対して上から目線になってしまいがち。

決して自分に自信があるから人を下に見てる訳ではなく、自分を守るために自然と強い物言いをしてしまうのでしょう。

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自意識過剰な人の特徴2. 人からどう思われるか?を常に意識して行動している

自意識過剰な人は、何をするにも慎重になってしまう傾向にあります。人からどう思われるかを常に意識しながら行動しているため、安易に行動できないのでしょう。

世の中には考えるより先に行動する人も多く見られますが、自意識過剰な人は頭の中で充分に考えてから行動に移しますので、真逆な性質をしていると考えられます。慎重すぎるがあまり、行動に移すまで時間が掛かってしまうのもよく見られる特徴です。

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自意識過剰な人の特徴3. 服装や髪型など、常に身だしなみに気を配っている

自意識過剰な人には、共通しておしゃれにこだわる人が多いです。常に周囲からどう見えるかを気にして、魅力的に思われたい気持ちが強いため、身だしなみに細心の注意を払っているのでしょう。

ちょっとコンビニに出掛けるだけでも人目を気にして男性は髪をセットしたり、女性はバッチリメイクを施したりしているので、いつ見てもオシャレなのが特徴です。


自意識過剰な人の特徴4. 見栄っ張りな性格で、自分から頼ったり甘えたりするのが苦手

自意識過剰な人は、自分の弱みを人に見せるのを非常に嫌います。それは自分の弱みを知られることで、人から嫌われてしまうのを怯えてしまっているからです。

そのため、見栄っ張りで強がりな性格となり、人に頼ったり甘えたりがなかなかできなくなってしまいます。特に女性の方は一切男性に甘えられないため、我が強いと判断されて恋愛対象外とされてしまうのも少なくありません。

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自意識過剰な人の特徴5. 鏡があると自分の顔をチェックするなど、少しナルシストな部分がある

人からどのように見られているかが気になって仕方がないのが、自意識過剰です。そのため、まずは自分がどういった姿をしているのかを確認しようと、鏡を逐一チェックする姿が見られます。

自分がカッコよく・可愛く映っていれば安心できますし、少し醜くみえればすぐに髪を整えたり、女性であれば化粧直しをしたりするでしょう。それはナルシストなだけでなく、人から不細工といった悪い印象を持たれたくないがため、鏡をチェックしている可能性もあります。

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どうして自意識過剰になるの?主な原因を3つ紹介

どうして自意識過剰になるの?主な原因を3つ紹介

自意識過剰な人も生まれた時から自意識過剰な訳ではありません。そうなってしまったのには明確な原因がある場合がほとんど。

そこで、自意識過剰になってしまう主な原因を3つ紹介していきます。克服するにはまず原因を理解しておくことが重要ですので、頭に入れておきましょう。


原因1. 自己肯定感が低く、自分に対して自信がないから

周囲からの反応を異常に気にしてしまうのは、自分自身に対する評価が極めて低いためです。自分が好きでなく、自信がありませんので、自分の存在価値を見いだせないと考える人も少なくありません。

だからこそ周囲からの評価で自分の価値を確認しようとしており、よく思われようと気を遣いすぎたりしてしまうのです。

自分が大好きで自信がある人は自意識過剰にはなりませんので、やはり自己肯定感の低さや自信のなさが自意識過剰になる原因だといえるでしょう。

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原因2. プライドが高く、周囲の目線を常に気にしているから

自意識過剰な人にはプライドが高い人も多いです。自分が輪の中心にいなければ気が済まず、常に注目を浴びていたいと考えているため、周囲の目線を常に気にしてしまいます。

周囲の目線が自分に向いていればいいのですが、そうでない場合は周囲からの目線を過剰に求めるように。プライドが高く自分が一番でありたい気持ちが強いので、自然と自分のことしか考えられない自分本位な人となっていきます。

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原因3. 過去に大きな失敗をしたなど、トラウマ体験をしているから

「過去の辛い体験を再び繰り返したくない」という気持ちが、自意識過剰となって表れてしまった可能性もあります。例えば、幼い頃に失敗してしまったことによって、大勢の人の前で笑われたり、からかわれたりなどです。

そんな出来事が恥ずかしくて辛い経験となってトラウマに残ってしまえば、「今度は上手く振舞おう」と人からの反応を気にしすぎる自意識過剰になってしまうのも仕方ありません。


自意識過剰な状態が続くと起こり得るリスクとは

自意識過剰でいることに「そこまで困っていないから」といって、改善せずに放置してしまうと、思いもよらないリスクを引き起こしてしまう可能性も。

自意識過剰が続くとどんなリスクが起こり得るのかこれから紹介していきますので、手遅れにならない内に直すようにしましょう。


リスク1. 他人の目を気しすぎるなど、極度のあがり症になってしまう

あがり症とは、緊張状態に置かれた時に極度の発汗や震えなどが生じてしまう症状です。誰しも人前に立ったり、偉い人と話したりする時には緊張するものですが、緊張しすぎると本来の目的が果たせなくなってしまいます。

人の目を気にしすぎる自意識過剰な状態が長引けば「皆が自分を見ている」と緊張しやすくなり、極度のあがり症になって苦労してしまうことも。あがり症になると人とのコミュニケーションも一苦労ですので、大きなリスクとして考えられるでしょう。


リスク2. 人に会いたくないと思う機会が増え、外に出れない日が続いてしまう

他人からどう思われているかを気にして良く思われるよう振舞い続けるのは、かなりのストレスを抱えます。そんな状態が長く続けばストレスで心が弱ってしまい、やがて「人に会いたくない」と思うようになるのも少なくありません。

そうなってしまえば、外出することすら困難になってしまい、学校や仕事どころではなくなってしまう恐れも考えられます。


リスク3. マイナス思考に陥ってしまい、何事もネガティブな方向に捉えやすくなる

元々ネガティブな人が自意識過剰になりやすいですが、自意識過剰が過度に続けばさらにネガティブ度が強くなってしまいます。

人間関係についてだけマイナス思考だったのが、やがて何事もネガティブに捉えやすくなってしまうのも少なくありません。

趣味や仕事においても「どうせ自分には無理」と考えてしまい、何に対しても手が付かなくなってしまう可能性があります。

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自意識過剰を直すには?簡単に実践できる改善法とは

自意識過剰を直すには?簡単に実践できる改善法とは

自意識過剰でいれば、ただ生きていく上でも苦労してしまいますので、今すぐにでも改善したいと思う人が多いはず。

そこで、自意識過剰を直すために簡単に実践できる改善法を5つレクチャーしていきます。自意識過剰を直したいと思うなら、今すぐにでも試していきましょう。


改善法1. 成功体験を重ねて自己肯定感を高め、自分に自信を持つ

自意識過剰になってしまうのは自分に自信がないのが大きな原因です。自分に自信を持てれば「自分は自分だから周囲からどう思われても構わない」という心の強さが手に入りますので、まずは自信を身につけることから始めましょう。

方法としては、どんなに些細なことでもいいので目標を設定して達成することが大切。そうすれば達成できた事実に自信を持てるようになりますので、成功体験を積み重ねて強い自信を持てるように励みましょう。

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改善法2. ネガティブな言動は控え、ポジティブ思考な人を目指す

ネガティブな発言や考えばかりをしていると、さらにネガティブになって深みにハマってしまいます。自意識過剰から脱却するためには、ポジティブな思考ができるようネガティブな言動は控えるように意識していきましょう。

ポジティブに考えるのは難しくても、ネガティブな言動をしないだけなら簡単なはず。マイナス思考の癖がなくなれば自然とポジティブとなれますので、まずはネガティブを控えることから始めてみて。

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改善法3. 「自分が思うより、周囲は自分に興味がない」という現実を受け止める

自意識過剰な人は、いつでも人から見られている意識を持っていますよね。しかし、周囲の人はあなたにそこまで興味がありません。

それはあなたに魅力がなかったり嫌われたりしている訳ではなく、人は自分のことで精一杯なので、あなたに興味を抱く余裕がないからです。

周囲は良くも悪くも何とも思っていませんので、その現実を受け入れて他人からどう思われるかを気にしすぎないようにしましょう。


改善法4. 自分を客観視する視野の広さと心の余裕を持つ

自分には素晴らしい魅力があるのに、そのことに気付いていないのも自意識過剰な人には多いです。主観的な視点で自分を過小評価してしまいがちですので、客観的な視点で自分を見れるよう、視野の広さと心の余裕を持ちましょう。

冷静に自分自身を振り返ってみれば、人からの評価を得れなくても自身には十分な魅力があることに気付けるはずです。


改善法5. 思い切って友達や恋人に自分への評価を尋ねてみる

自意識過剰な人はどれだけ考えないようにしても、他人からの評価が気になって仕方がないはず。そんな時は、思い切って気心の知れた友達や恋人に「自分はどういった人間だと思っているのか」を尋ねてみましょう。

自分を良く知っているからこそ正当な評価を貰えますし、改善した方が良い点は素直に伝えてくれるはず。友達や恋人から伝えられた評価は真摯に受け止め、長所は自分の自信に繋げて、短所は直すように励んで、魅力的な人になっていきましょう。


「自意識過剰かも?」と悩んだ時に読みたいおすすめの本

自意識過剰について、さらに詳しく知りたいと感じる人は自意識過剰に関する本を読んでみるといいでしょう。

数ある本の中から、自意識過剰に悩んだ時におすすめな本を3冊厳選しましたので、これから紹介していきますね。


おすすめ書籍1. 『できない脳ほど自信過剰』池谷 裕二著

できない脳ほど自信過剰

『できない脳ほど自信過剰』は、脳科学の視点から人間の性質について幅広く紹介している著書となります。恋愛や食事といった日常の出来事にある背景について、研究データを基に分かりやすく解説されていますので、スラスラと読み進めていけるでしょう。

自信過剰というタイトルが付けられていますが、自意識過剰な人にも参考となる内容が多く掲載されていますので「自意識過剰とは何だろう」と悩んでいる方におすすめな一冊です。

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おすすめ書籍2. 『私、つい「他人の目」を気にしてしまいます。』和田秀樹著

私、つい「他人の目」を気にしてしまいます。  "自意識過剰"から抜け出す8つのヒント

『私、つい「他人の目」を気にしてしまいます。』は、自意識過剰を直すための方法が紹介されている著書です。著者が精神科医の先生で、これまでに多くの自意識過剰な人を救ってきているため、説得力に溢れています。

自意識過剰から抜け出すことに特化して執筆されているので、タイトルの通り、他人の目を気にしすぎて悩んでいる人に手に取って欲しい一冊です。

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おすすめ書籍3. 『自信過剰な私たち: 自分を知るための哲学』中村 隆文著

自信過剰な私たち: 自分を知るための哲学

『自信過剰な私たち: 自分を知るための哲学』は、自分自身を知ってその上で自分を変えていくのを紹介した哲学書です。心理学・経済学・政治学など様々な知見を取り込んで、自己認識について分かりやすく紹介してくれています。

こちらも自信過剰というタイトルですが、自意識過剰な人も自分自身を知ることで改善が行えるのでおすすめ。特に、自分のことを客観的な視点から知りたいと思っている方には、心に刺さる一冊となるでしょう。

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自意識過剰な性格を直して、人生を楽しく生きましょう。

自意識過剰は人からの評価を気にし過ぎてしまうため、ストレスを抱えがち。その上、放置してしまうと思いもよらないリスクを引き起こしてしまう可能性もありますので、すぐに直すよう意識した方が良いでしょう。

人からどう思われるかを考えるのも大事ですが、何よりも自分を大切にしてあげることが人生を楽しく生きるコツです。

周囲からどう思われようが自分は自分だと胸を張って言えるよう、自意識過剰を克服していきましょう。


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