物を捨てられない人の心理とは?断捨離のコツ&物を増やさない方法を解説
物が捨てられなくて悩んでいる方へ。
どんなに部屋が散らかっていても、物が溢れていても、物を捨てることをどうしても躊躇してしまうという人は多くいます。
もう使わなくなったものや使えなくなっているものですら、捨てるのはもったいないと感じてしまうため、大事にとっておくのです。
この記事では、物を捨てられない人の心理と理由から捨てられない人の特徴まで徹底レクチャー!また、上手に断捨離する方法もお教えします。
どうして捨てないの?物を捨てられない人の心理や理由とは
ものを捨てられないのは、どんな理由によるのでしょうか。ものを捨てられないと思ってしまう人たちが、どんな心理状態になっているのか、どんな背景ゆえに捨てられないと思ってしまうのかを探っていきましょう。
物を捨てられない心理&理由1. もったいないと思ってしまう
ものを捨てられない人は、捨てることを悪と考えてしまうところがあります。
ものを大事にしないといけないという教育を子どものころから受けていて、もう使っていないものだとしても、まだ使える状態のものを捨てるということは考えられないのです。
もったいないと考えるように訓練されているので、心理として捨てることを許せないと感じてしまいます。
物を捨てられない心理&理由2. またどこかで使おうと思ってしまう
ものを捨てられない理由として、持っているものは、最後まで有効活用しなければならないという心理が働きます。
もう既に何年もの間使用する機会がなかったにも関わらず、どこかでなにかに使えるはずだと、淡い期待を持ち続けているのです。
保管しておくスペースが邪魔になってしまうのですが、置いておく以外の選択肢がないのでしょう。
物を捨てられない心理&理由3. 貰い物だと、捨てるのが申し訳ない
どうしても大切に持っておきたいと思ってしまうものもあります。大切な人からもらったものも、そのうちに入ることでしょう。
尊敬している相手が、思いを込めて贈ってくれたものなので、実際には生活で使うことができなくなっても、大切に保管しておきたいと思う心理があるのです。
捨てるのが申し訳ないと感じるのが、捨てられない理由の一つとなります。
物を捨てられない心理&理由4. 物を大事にするという価値観が染み込んでいる
持っているものは最後まで使い切るようにと、教えられているなら、いらなくなったというだけでものを捨てることには抵抗を感じることでしょう。
ものを大事に取っておくという価値観が、上手にものを捨ててシンプルに生きるという概念よりも強く体に染みついてしまっており、断捨離を実行できなくなっているのです。
ものを大事に最後まで使いたいという心理は、捨てられない理由の一つです。
物を捨てられない心理&理由5. 思い出の物で、思い入れが強い
実際の生活では全く使うことがなく、置く場所にもこまってしまうほどのものであっても、思い出の品物であるために、捨てることには躊躇してしまうのです。
思い入れがある特別な品物は、使わないとしても手元にあるだけで安心感があったりしますから、捨てたくないという心理が働いてしまうことがあります。
物を捨てられない人の性格や行動の特徴5つ
ものを捨てられない人には特有の行動があります。ものを捨てられない人の性格の特徴には、どんなものがあるのでしょうか。
ここからは、ものを捨てられない人を5つのタイプに分けて紹介していきます。
物を捨てられない性格&行動1. 衝動買いが多い
物を捨てられない人は、一見ずっと昔から同じものを使い続けているような印象がありますが、実際はそうではありません。まだ使えるものでも、新しいデザインが出ると新しいものを買いたくなる性格の人は多いんです。
そんな衝動買いが多い人ですが、衝動買いをしても元々使っていた既存の物を捨てられるなら、部屋がもので溢れることはありません。しかし、衝動買いをしても元々使っているものも捨てられないので、どんどん家にものが溢れてしまうのです。
物を捨てられない性格&行動2. 決断力がなく、優柔不断
ものを捨てるには、もう絶対に使わなくなるという判断をくださなければなりません。決定を下すには、決断力が必要となります。
優柔不断な性格の持ち主であれば、捨てられるものなのか、まだ使うべきものであるのかという判断を下すことができず、家の中が片付けられない状態になってしまうのです。
優柔不断によって、断捨離をする能力も低下してしまい、捨てられなくなってしまいます。
物を捨てられない性格&行動3. 流行に敏感で、飽き性
ものを使うサイクルが早いという場合も、使わないものが部屋にあふれてしまう原因になります。洋服や小物などの流行に敏感に反応してしまう性格の人も、たくさんものを持ってしまい、使いこなせなくなるという可能性が高いです。
捨てられないものがまだ部屋のクローゼットにあるにもかかわらず、平気で新しいものを買いに行ってしまうなら、片付かなくなってしまいます。
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物を捨てられない性格&行動4. コレクター気質がある
必要ないのに、ものを集めなければならないと感じてしまう収集癖がある性格も物が捨てられない人の特徴の一つ。
珍しいものを見つけた時、服の色違いのシリーズをコンプリートしたくなる時など、コレクター気分になって、ものを増やしてしまうということがあります。
集めてしまうと、集めた全てを使うわけではないですが、一部だけを捨ててしまうということはできないと感じてしまい、ものがあふれてしまうのです。
物を捨てられない性格&行動5. 部屋を掃除する習慣がない
部屋をスッキリさせてシンプルに生活する価値観が身についていないというケースもあります。自分の部屋を片付けたことがなく、ものが少ない方が快適に生活できるという体験をしたことがないのです。
部屋を掃除する能力が乏しく、ものが散らかった状態でも問題意識を持てないという性格の人も、ものを捨てる能力が欠落しているといえます。
断捨離したい!物を捨てられない人が断捨離するコツって?
ものを捨てることができない体質の人は、シンプルに生きることの価値を理解しシンプルライフを目指したくても、なかなかそうすることができません。ここからは、ものを処分してスッキリ生活する、断捨離をする方法を紹介していきます。
コツ1. 一年間使わなかったものは捨てるというルールを作る
どの時点で、ものを捨ててもいいのかが分からないため、捨てるタイミングが分からないままでいるというケースも多くあることでしょう。断捨離を敢行するには、捨てるためのルールを策定することが有効な対処法となります。
1年間使用することがなかったものは、捨てても良いというルールが、多くのケースでバランスの良い指針となっています。ワンシーズン回っても使わないなら、次のシーズンでも使わない可能性が高いといえるでしょう。
コツ2. 「本当にないと困るものなのか?」自分に投げかける
「取っておいたらいつか役に立つかもしれない」という思いがあり、捨てられないと感じてしまう時は誰でもあります。
そんな時は、「使う時があるかもしれない」と考えるよりも、「これがないと本当に困ったことになってしまうのか」ということを自分に問いかけるようにしましょう。
断捨離は考えの起点を変えるだけで、効果が抜群にアップする可能性を秘めています。
コツ3. 服や雑誌など、捨てやすいものから順番に捨てる
最初からいきなり思い出の品などの、自分にとって大切で捨てにくいと感じてしまうものから処分しようとすることは簡単ではありません。断捨離を始めるなら、捨てやすい品目のものからスタートさせることをおすすめします。
洋服や雑誌など、捨てて良いものの判断を比較的しやすい品目から捨てていくなら、捨てるリズムが確立されて、より捨てにくい分野の品目でもてきぱき決定できるようになるでしょう。
コツ4. 捨てるか迷う物は、基本的に必要のない物
日常的に使っているものや、絶対に使わないものは、捨てるかどうかの判断が簡単です。しかし、使うかどうかをすぐに判断できないものがいろいろあって、それらを片付けられないために、散らかってしまうことになります。
判断のコツとして、捨てるかどうか迷ってしまう品目は、使うシーンを簡単にイメージできないといえます。たいていは必要がない不要なものであるという特徴があり、捨てる品目にいれても良い可能性が高いことを覚えておきましょう。
コツ5. 物を置く場所にも、家賃がかかっている事を認識する
空間コストという考え方を取り入れると、より断捨離がしやすくなります。これは、ものを置いておくスペースは、費用のムダであるという考え方です。
置いておくだけのものがなければ、その空間をもののために確保しておく必要はなくなり、より広々と部屋を使えることになります。あるいは、もっと狭いスペースで暮らすという選択もでき、さらにコストをカットできるのです。
捨てる前に増やさない!物を増やさないための5つの対処法
断捨離が苦手なら、ものを増やさないことを決意しなければなりません。ものを増やさないことにも、コツがあります。どのような考え方をするなら、ものを増やさない生活ができるのでしょうか。5つのポイントをおさえておきましょう。
方法1. 無駄な物を買わないようにする
本当に買う必要がある品目なのかどうかをよく考える癖をつけましょう。無駄なものを部屋に持ち込まないようにするのです。買ったあとに、どのようにそれを使用するイメージがあるのかをじっくりと検討しましょう。
使用するイメージができないものは、断捨離の対象にすぐに入ってしまう可能性が高いので、買わないようにすることで、捨てるかどうか迷う手間を省けます。
方法2. 部屋に収納スペースを作らない
簡単にものを買ってしまうという背後には、それを可能にしてしまうシチュエーションが整っている場合があります。
ものを保管するためのスペースがふんだんに家にあるなら、無駄なものをいくら買ったとしても、片付けなければならないという危機感を抱くことはないでしょう。
無駄なものを置くスペースを作っておかないことで、無駄買いを避けられますよ。
方法3. 床と机に物を置かないように心掛ける
スペースがなくても、床や机などの場所に置くことは可能です。でも、床に物を置いてしまったら、無限にスペースを見つけることになります。
なので、床や机などのスペースは、ものを置くための場所にしないということを固く決意しましょう。あふれてしまったものたちは、捨ててしまうというルールも有効です。
方法4. 買いだめする事を辞める
安売りをしているタイミングで、大量に買っておきたいと思うことがあります。しかし、買ったものを収納するスペースが部屋にないのに、買いだめをしてしまうのにはリスクがあります。
買いだめで購入したタイミングを期に、一気に部屋にものが増えてしまうということもありえるからです。
買いだめのためのスペースがないなら、無理に大量購入してしまうのはやめて、いつでも部屋をスッキリさせるように心がけましょう。
方法5. 何か物を買ったら、その分物を捨てる癖をつける
所有しているもの全てに、それを置くべき場所を定めておくことは、ものがあふれかえってしまうことを避ける助けとなります。なにか新しいものを買いたい時にも、それを置く場所があるのかどうかをよく思い返して決定しましょう。
場所がないにもかかわらずどうしても欲しいなら、家にあるものをなにか処分して、その新しいものを置くスペースを確保することを徹底してみてくださいね。
物を捨てられない性格を変えて、スッキリした気持ちを手に入れましょう。
ものを片付けられないという一種の病気は、浪費などの悪癖に直結します。早急に断捨離をする能力を身につけて、ものを無駄に増やさない努力をする必要があるでしょう。
シンプルライフの価値が認識できたなら、ぜひともその効率的な生活スタイルをキープすることを心がけて。捨てられないという悪癖を捨てて、スマートな暮らしを手に入れてくださいね。
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