有酸素運動と無酸素運動の違いは?ダイエットに効果的な順番や組み合わせをご紹介!
有酸素運動と無酸素運動の違いとは?
ダイエットに効果的とされる有酸素運動と無酸素運動。言葉はよく耳にするし何となく知っていても、具体的にどのような違いがあるのかまでは分からないという方も多いことでしょう。
簡単に違いを言うと、運動エネルギーを生み出す際に酸素を使用するかどうかで、酸素を必要とするものを有酸素運動、必要としないものを無酸素運動と呼びます。
長期的な視野でダイエットを成功させるためには、この両方をうまく組み合わせて交互に行う必要があります。ここからは、有酸素運動と無酸素運動の違いをより詳しく解説していきます。
有酸素運動とは?
無理なく呼吸ができる軽~中程度の負荷で、ある程度継続して行うことができるものが有酸素運動。
体内の糖質・脂質をエネルギーに変換する時、酸素を必要とすることからこの名が付けられ、脂肪燃焼効果があるためダイエットに有効とされています。また、筋肉にかかる負荷が軽いため、相当追い込んだトレーニングをしない限り、毎日行うことができることも特徴。
以下は具体的な有酸素運動の一例です。
- ウォーキング…運動に不慣れな方が、ダイエットを行う際の導入として最適なトレーニングです。
- ジョギング…ウォーキングに慣れてきた方が取り入れると、ダイエット効果がアップです。
- サイクリング…膝や腰への負担が比較的少なく、また長時間続けられるというメリットもあります。
- スイミング…水圧により歩くだけでも負荷がかかり、浮力があるため関節への負担は少ない種目なため、故障を抱える方にもおすすめ。
- エアロビクス…ダンス要素が入っており、楽しく長く続けられる上強度は結構高いため、ダイエットには非常に効果的とされるエクササイズです。
- ヨガ…ゆったりとした動きが特徴で、インナーマッスルを鍛えるのにも有効とされる運動です。
無酸素運動とは?
動作中、呼吸するのが難しいほどの高い負荷をかけて行い、ごく短い時間に大きな力を発揮するものを無酸素運動と言います。体内の糖質をエネルギーに変換する際に酸素は使用せず、筋肉量を増やすことができるため、基礎代謝が上がり、ダイエットに効果的。
無酸素運動は筋肉の疲労が激しく、基本的には同一部位・同一種目を毎日行うのは不適切とされているため、最低でも48時間、間隔を置くようにしてください。
以下は体の中でも大きな筋肉である胸・背・脚・腹・臀部を鍛えるための基本的なトレーニングです。それぞれの種目が週2~3回になるようにメニューを組みましょう。
- ベンチプレスorプッシュアップ…主に胸・肩・上腕三頭筋に効果があります。
- ベントオーバーローイングorチンニング…主に広背筋に効果的で、肩甲骨を動かすことで褐色脂肪細胞を刺激するため、ダイエット効果も見込めます。
- バーベルスクワットorヒンズースクワット…大腿四頭筋と大殿筋という大きな筋肉を2つ同時に鍛えられるため、基礎代謝アップには欠かせない種目です。
- クランチ…腹直筋・外腹斜筋など、お腹を引き締めるのに有効です。
- バックエクステンション…脊柱起立筋に有効で、腹筋とのバランスが取れるため、腰痛予防にも効果的です
有酸素運動と無酸素運動の組み合わせ方|ダイエットのコツやポイントを大公開!
ダイエットのために、走ったり筋トレをしたりしている方は多いはず。でも、それぞれの目的に合った適切な方法で行わないと効果は半減するので注意が必要です。
そこでここからは、有酸素運動と無酸素運動の効果的な取り入れ方について、どっちから行うほうが良いかなどポイントごとにまとめて解説します。両方を上手に組み合わせることで、効率的なダイエットを行ってください。
ポイント1. 脂肪を効果的に燃やすトレーニングの順番は「無酸素運動→有酸素運動」
ダイエットが目的の場合は、無酸素運動→有酸素運動の順序でトレーニングしてください。
高負荷トレーニングである無酸素運動は、糖質などのエネルギー源が豊富な状態で行う方が十分に力を発揮できるからです。それに加え、この順番で行うと、有酸素運動をする時には体内の糖質が減っているため、効率的に脂肪を燃焼させることができるという利点もあります。
他にも、無酸素運動によって分泌される成長ホルモンに脂肪燃焼を促進する効果があるということも、この順序でのトレーニングをおすすめする理由です。
ポイント2. 体重を減らしたいなら、有酸素運動を長めに行う
長期的に見れば、有酸素運動と無酸素運動のどっちが痩せるとは一概には言えませんが、即効性があるのはやはり有酸素運動で脂肪を燃やすことです。そのため、まず体重を減らしたいという方は、有酸素運動を長めに行ってください。
その際、注意していただきたいことは心拍数と継続時間。脂肪燃焼が効率的に行われる「ファットバーンゾーン」と呼ばれる範囲である最大心拍数(220-年齢)の40~60%あたりをキープすることがおすすめです。
また、脂肪は20分程度経過したあたりから効率良く燃焼し始めるため、最低でも20分、できれば30分以上継続して行うようにしてください。
ポイント3. 基礎代謝を上げたいなら、無酸素運動で追い込む
筋トレをして筋肉量を増やせば、基礎代謝が上がり消費カロリーは増えます。そのため、──太りにくく痩せやすい体質を目指している方は無酸素運動をしっかりと行いましょう。
初めのうちは、1部位につき基本種目を1種類だけ3セットほど行えば十分ですが、その代わり、限界まで追い込むようにしてください。そうすることによって、常に強い刺激を筋肉に与え続けることが可能となります。
筋トレをする順序は胸・背・脚・臀部など大きな筋肉の内、発達が遅れているなどの理由でその時伸ばしたい部位を先に行うのがコツです。
ポイント4. トレーニング後はプロテインを摂取する
筋肉量が多くなると基礎代謝が上がり、平常時・運動中ともに消費カロリーが増えます。そのため、ダイエットを成功させるためには筋肉のもととなるタンパク質の補給は欠かせません。
タンパク質は、食事からの摂取も出来ますが、カロリーや糖質も多く摂ってしまう可能性があるため、プロテインを飲むことをおすすめします。
特にトレーニング後、45分以内は「ゴールデンタイム」と言われ、栄養素の吸収が高いので、できるだけ早くプロテインを摂取するようにしましょう。
有酸素運動と無酸素運動を交互に行い、効果的なトレーニングを行おう。
それぞれの目的を達成するために、勉強や仕事に忙しい中で行うダイエット。
それが非効率でなかなか結果につながらないと辛くなり、続けることも難しくなります。そのためには、無酸素運動と有酸素運動の違いをよく知り、効果的な方法・順番で行いましょう。
正しいやり方で継続して、健康や美しいスタイルを手に入れてください。
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