初対面の人との会話でおすすめの質問例。沈黙を防ぐ”質問術”とは?

HaRuKa 2024.05.06
「初めて会う人と何を話していいのかわからない!」と悩んでいる方へ。この記事では、初対面の人と会話をする際に会話を途切れないようにする鉄板の質問から、質問の見つけ方、会話のコツまで詳しく解説します!

初対面で会話が続かない原因|相手を知りたいのになぜ?

初対面で会話が続かない原因

「どうして会話が続かないの?」

「すぐに会話が途切れてしまう理由を知りたい!」

初対面の相手と打ち解けられず、沈黙が続いてしまうと気まずいですよね。

相手を知りたい気持ちはあるのに会話が続かないのは、あなたの性格や話し方に原因があるのかもしれません。

そこで、ここからは初対面で会話が続かない原因について解説していきます。


原因1. もともと人見知りな性格だから

人と顔を合わせるのが苦手な性格な人は、対面での会話に苦手意識を持ちやすい傾向があります。

「人と一緒にいるだけでも辛い」

「人見知りだから面白い会話なんてできない」

などと考えてしまい、会話をすることに対し消極的。

なので、自ら話しかけたり、話しかけられても上手い返しが出来ません。

会話を避けたい心理が働いてしまうため、すぐに会話が途切れて沈黙に繋がってしまうのです。


原因2. 自分の話ばかりしてしまうから

「自分の話を聞いてほしい」

という欲求は、誰しも少なからず持っているもの。

しかし、自己顕示欲が強い性格の人は、知らず知らずのうちに自分の話ばかりをしてしまい、相手に話をさせる隙を与えません。

その結果、相手は

「もっと私の話も聞いてほしいのに」

「興味のない話ばかりでつまらない」

と感じるように。

相手の話しばかり聞かされ続けるうちに、相手はうんざりして話す気をなくしてしまうでしょう。


原因3. 話の結論を早く知りたくなってしまうから

せっかちな性格の人は会話中も結論を急ぐあまり、相手が話している途中でも話の腰を折ってしまうことがあります。

  • 「それってこういうこと?」とオチを先に言ってしまう
  • 会話を遮って自分の意見や考えを語りだす

などといった発言をしてしまうことが多く、そうすると、相手の話は強制的に中断されてしまい、会話の流れが止まってしまうのです。

また、何度も話の邪魔をされるうちに、相手は気分を害して口数が少なくなっているとも考えられるでしょう。


初めて会う人への質問の見つけ方|何を参考にすれば話題が出せる?

初めて会う人への質問の見つけ方

「相手を知りたいけど、上手く声をかけられない…。」

「質問を考えるのが難しい…。」

初対面の人と仲良くなるためには、会話をしながら相手のことを知るのが近道です。

しかし、質問をしてみようと思ってもアイデアが思い浮かばず、沈黙の時間を過ごしてしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。

ここでは、初対面の人への質問の見つけ方を具体例を交えながら解説します。


方法1. 今いる環境に関するもの探す

職場や学校など、同じ環境に所属する人が相手の場合、その環境ならではの話題がおすすめです。

二人に共通した話題なため、親しみがわきやすく、初対面同士でも仲良くなるきっかけになりやすいでしょう。

「そっちの部署はどんな感じですか?」

「部活やサークルには入っていますか?」

このような質問なら相手も答えやすいですし、会話の流れによっては

  • 共通の知り合いがいた
  • お互いテニスの経験者だった

など意外な共通点が見つかることも。


方法2. SNSのプロフィールから探す

SNSなどで繋がりがある場合は、相手のプロフィールを参考にすると会話のタネが見つかることがあります。

本人がSNS上に書いた内容なので、人から聞いた情報よりも間違いがなく、失礼になりにくいメリットも。

「趣味に〇〇とありましたが、いつからやられているんですか?」

「映画がお好きなんですね。どんなジャンルが好みですか?」

など、相手が関心を持っている話題が中心になるので、会話も自然と盛り上がるでしょう。


方法3. 周囲にあるものから見つける

場所によっては、周囲にある物を見渡して会話のヒントを見つけることもできます。

この方法なら目に映るものから連想して質問をするだけなので、事前の準備が必要ないのがメリット。

相手も深く考えずに答えられため、会話が続きやすいでしょう。

「あそこのラーメン屋さん行ったことありますか?」

「もう桜が咲く時期ですね。どこかお花見は行く予定ですか?」

など、周囲にあるものから会話を広げてみましょう。


方法4. 最近のニュースから持ってくる

初めて会う人への質問の見つけ方は最近のニュース

トレンドの話題や最近起こった出来事など、時事ネタから話題を引っ張ってくるのもおすすめの会話の探し方です。

世間で話題になるニュースは、為になる話や面白い話が多く、相手も興味を持っている可能性が高いでしょう。

「〇〇が映画化されるみたいですね!アニメ見てました?」

「いま話題の〇〇ってもう食べました?」

相手も気になっていた話題なら、会話も弾むはずです。


【シーン別】初対面の人との会話でおすすめな”鉄板の質問”とは?

初対面の人におすすめの鉄板の質問とは

「今すぐに使える鉄板の質問が知りたい!」

「初対面の異性と仲良くなりたいけど、まずは何を話せばいい?」

異性とのデートや学校の新学期など、初対面の人と話すときはうまく会話ができるか不安になりますよね。

そんな時は鉄板の質問ネタを持っていれば、安心して会話を始められますよ。

ここでは、すぐに使える質問集を恋愛や職場といったシーン別にご紹介。

例文は敬語に揃えてありますが、同年代や年下相手などではフランクな言葉遣いが適している場合も。関係性によって調整しましょう。


デートで使える質問集|気になる相手に詳しくなるには?

異性との初めてのデートでは、いつも以上に緊張してしまう人もいるでしょう。

しかし、自分と同じように相手も緊張して口数が少なくなっているケースも多いので、返答に詰まらないような答えやすい質問からするのがおすすめ。

初対面の場合はいきなり恋愛に関する質問をするよりも、まずは相手を知るための質問をしてお互いの理解を深めましょう。

恋愛で使える質問例一覧
  • 「お仕事はどんなことをされていますか?」
  • 「休みの日は何をすることが多いですか?」
  • 「出身はどちらですか?」
  • 「好きな食べ物や苦手な食べ物はありますか?」
  • 「〇〇に行ったことはありますか?」
  • 「行ってみたい場所はありますか?」
  • 「今まででもらったプレゼントで何が一番嬉しかったですか?」
  • 「動物は好きですか?」

会話の中で共通点が見つかれば、さらに掘り下げた質問をすると盛り上がります。

また、相手の好きな食べ物や行きたい場所を踏まえて、次のデートを約束するのもおすすめです。


職場で使える質問集|失礼にならないことは?

職場には、属している人の年齢もバラバラなため、様々な価値観を持った人がいるもの。

なかには公私をしっかり分けたいと考えている人も。

そのため、相手を知りたいからと言って、いきなり根掘り葉掘り聞いたりはせず、適度な距離感を保った質問を意識しましょう。

仕事で使える質問例一覧
  • 「最初の仕事はどのようなものでしたか?」
  • 「通勤にはどのくらい時間がかかりますか?電車通勤ですか?」
  • 「そちらの部署はどんな雰囲気ですか?」
  • 「学生時代は何か部活に入っていましたか?」
  • 「旅行に行きたい場所はありますか?」
  • 「今度の長期休暇はどう過ごす予定ですか?」
  • 「何料理が好きですか?おすすめのお店はありますか?」
  • 「いつもどのあたりで飲まれることが多いですか?」

これらの質問は、どれも失礼になる心配がなく、なおかつ相手を知ることができる質問なので、距離を縮めるのに役立ちます。


学校で使える質問集|友達を作りたい人必見!

学校は同年代の人が集まるため、比較的友達を作りやすい環境だと言えます。

学校に関する話題や同世代の間でよくする話題などを中心に質問して、相手との距離感を縮めていきましょう。

友達作りで使える質問例一覧
  • 「地元はどのあたりですか?」
  • 「電車で通っていますか?学校までどれくらいかかりますか?」
  • 「選択授業は何を取りましたか?」
  • 「誰と一番仲がいいですか?」
  • 「放課後はいつも何をしていますか?」
  • 「何か趣味はありますか?」
  • 「休みの日は何をして過ごすのが好きですか?」
  • 「何かバイトはしていますか?」
  • 「好きなアーティストは誰ですか?」

仲良くなるには、相手の反応を見ながら、フランクな質問に切り替えて行くのがポイント。

お互いの緊張感が薄れてきたら、当たり障りない内容から、趣味など少し踏み込んだ質問をしてみましょう。


バイトで使える質問集|仕事をスムーズに進めるには?

初対面の人におすすめの鉄板の質問とは バイト

バイト先には、学生やフリーター、主婦のパートなど様々な人が集まります。

中には、年齢がかけ離れている場合や全く異なる環境で育ってきた人もいるでしょう。

まずは誰にでも共通するバイトに関する話題から始めると、誰とでも打ち解けやすくなります。

アルバイトで使える質問例一覧
  • 「〇〇(飲食など)系で働くのは初めてですか?」
  • 「今日は何時上がりですか?」
  • 「今までどんなバイトをしたことがありますか?」
  • 「週にどれくらいバイトに入っていますか?」

また、相手がバイトを始めて日が浅いなど不慣れな場合は、緊張していることが多いもの。

そんな時は、以下のような気遣いのある質問すると喜ばれます。

新人アルバイトさんに使える質問例一覧
  • 「この仕事には慣れましたか?」
  • 「苦手なことはありますか?」
  • 「何か手伝いましょうか?」
  • 「困っていることはないですか?」

相手によってうまく質問を切り替えていきましょう。


飲み会で使える質問集|お酒が美味しくなる会話とは?

会社の歓迎会や合コンなど、初対面の人が集まることも多い飲み会。

お酒が入っているため会話も弾みやすく、一気に仲良くなるチャンスです。

まずは、お酒に関する質問をしてみるとスムーズに会話を始められます。

飲み会で使える質問例一覧
  • 「何を飲んでいるんですか?」
  • 「飲むのは好きですか?」
  • 「いま何杯目を飲んでいるんですか?」
  • 「お酒は強いですか?」
  • 「好きなお酒はありますか?」

相手がお酒好きだと分かれば、以下のような質問をするとさらに会話を盛り上げることができるでしょう。

お酒好きな人に対して使える質問例一覧
  • 「普段はどれくらい飲みますか?」
  • 「自宅でも飲みますか?」
  • 「いつも行ってる飲み屋さんはありますか?」
  • 「好きなおつまみはありますか?」
  • 「お酒で失敗したことはありますか?」

相手がお酒に疎く興味がなさそうな場合は、無理にお酒の話題を続ける必要はありません。

その場合は、目の前にある料理のことを話題にするのがおすすめ。


NG質問の一覧|絶対に聞いてはいけない内容とは?

NG質問の一覧

いくら仲良くなりたいからといって、初対面の人に何でも聞いてOKというわけではありません。

なかには、相手との関係性が築けていないうちは避けたほうが無難な質問も。

ここでは、初対面の相手に聞くべきではないNGな質問例を5つご紹介します。

意図せず相手を傷つけたり怒らせたりして気まずい雰囲気にならないよう、必ずチェックしておきましょう。

ただし、学生の場合はフランクな会話が多いため、気にしすぎる必要はありません。


NG質問1. 容姿にまつわる内容

相手が魅力的な容姿をしている場合、

「美人ですね。モテるんじゃないですか?」

と聞いてしまう人もいるでしょう。

しかし、容姿のコンプレックスは実に様々で、一見魅力的に見えることでも本人は気にしている可能性もあります

褒める意図でもそうでなくても、容姿については触れない方がベター。

性格や考え方といった内面や、

「その服素敵ですね。どこで買われたんですか?」

などと、ファッションや持ち物について質問しましょう。


NG質問2. 年齢が分かりそうな質問

「何歳ですか?」

と直接聞くのは失礼だと分かっている人もいるでしょう。

しかし、年齢が分かりそうな質問も同様に失礼にあたることも。

例えば、子どもの頃に流行っていたアニメ番組を聞くだけでもだいたいの年齢の検討がつくもの。

「昔流行ったあのアニメは見てました?」

と質問されると、探りを入れられているように思われるかもしれません。

特に女性は年齢に関して敏感に反応しやすいため、年齢が分かるような質問はNGです。


NG質問3. 「子ども」に関する話題

いわゆる子育て世代と言われる年代だと、同年代で既婚の相手に対しては子どもの話をしてしまいがちです。

しかし、子どもが欲しくても様々な事情で子供がいない人もいます。

繊細な話題なため、触れられたくないと考える人も多いでしょう。

相手の状況が分からないうちは、子どもに関する話題を持ち出すのはNGです。


NG質問4. 住んでいる場所についての内容

NG質問の一覧は住んでいる所

住んでいる場所の質問は、その人のプライベートと簡単に関連付けることができてしまいます。

セキュリティ上の観点から、信頼関係が築けていない相手に住所を教えるのは抵抗がある方も少なくありません。

特に男性から女性へ質問をする場合は、個人情報を連想させるような質問はトラブルのもとなので避けましょう。

セクハラだと受け取られかねない内容は、初対面の人に尋ねるべきではありません。


NG質問5. 政治や宗教にまつわる話

政治や宗教についての価値観は人によって様々。中には熱心に特定の政党や宗教を支持している人もいます。

反する思想が混じり合うことはないため、相手が対立する政党や宗教だと分かったとたん、口論や言い合いに発展してしまうことも。

初対面の相手には、特に必要がない限り避けたほうが良い話題だと言えるでしょう。


会話を途切れさせないコツ|その場を盛り上げる秘訣とは?

会話を途切れさせないコツ

「質問をしてもいまいち盛り上がらない……」

「会話を続けさせるにはどうしたらいい?」

相手を知りたい一心であれこれ質問しているのに、会話が盛り上がらないと辛いですよね。

そんな方は、質問の仕方や答えを聞くときの態度に気を付けてみるといいかもしれません。

ここからは、会話を続けさせてその場を盛り上げる秘訣をご紹介します。


コツ1. 相手の回答の中から更なる質問を見つける

相手の回答の中には、次の質問のヒントがたくさん隠されています。

回答の内容から連想して次の質問を投げかけると、より深みのある会話になり、自然と会話が弾むでしょう。

例えば

「猫派?犬派?」

と聞いて

「猫派」

と答えられたら、さらに

「どんな猫が好き?」

「猫飼ってるの?」

と猫に関する質問を重ねていきましょう。

相手にとっても、自分が好きな猫に関する質問なので答えやすく、会話がスムーズに続きやすいのがメリット。

「もっと深く相手のことを知りたい」と思ったら、回答の内容をふまえたうえで話を広げていきましょう。


コツ2. 「一問一答」にならないように気をつける

仲良くなるために質問をするのは有効な方法ですが、答えをもらうことがゴールではありません。

一問一答形式では、一見会話が続いているように見えても盛り上がりに欠けるもの。

例えば、

「ここへはどうやって来たんですか?」

「電車で来ました」

というやり取りの後には、

「どれくらい時間がかかりましたか?」

「私も電車で来ましたが、とても混んでいて驚きました」

と話を展開させることで自然な会話が続きます。

質問と返答を繰り返すだけでなく、質問はあくまでも会話のきっかけにするのが秘訣です。


コツ3. 目線を合わせる

全く目線を合わせないで会話をしていると

「話聞いているのかな?」

「つまらないのかな?」

と思われてしまう可能性も。

そうならないために、10秒に1度くらい視線を交わすイメージで会話してみましょう。

会話が盛り上がっている時にときおりアイコンタクトを取ると、相手はきちんと聞いてくれていると安心して、より話も盛り上がるでしょう。

どうしても目線を合わせるのが恥ずかしい人は、相手の眉間のあたりを見ることから始めるのもおすすすめ。

慣れてきたら徐々に目を見るようにしていきましょう。


コツ4. 適度に相槌や頷きで反応する

会話を途切れさせないコツは相槌で反応する

聞き手が無反応だと、まるで独り言を話しているような虚しさを感じてしまい、話す気力がなくなってしまうものです。

聞き手はしっかり耳を傾けるだけでなく、適度な相槌や頷きといったアクションを交えるのも、会話を途切れさせないための大切なポイント。

話に合わせて反応するだけでも、相手は話を聞いてもらえている充実感を味わうことができます。

気分よく話せるので饒舌になりやすく、自然と会話が盛り上がるでしょう。


コツ5. 感情を表情に出す努力をする

会話中に相手の感情が分かった方が、会話も弾みやすくなります。言葉で気持ちを表すのも良いですが、表情も付け加えるとさらに効果的。

「それは嬉しいですね!」

「そんな悲しい出来事があったんですね」

と返事をする時は、実際に嬉しそうな顔や悲しそうな顔をしてみましょう。

また、面白いと感じたら少し大げさに笑ってみるのもおすすめです。

表情から感情が伝わるので、相手は

「私の話に共感してくれているんだな」

安心して話し続けることができます


コツ6. 質問ばかりせず相手からの質問を待つ

適度な質問は相手のことを知るために有効な方法ですが、質問のしすぎは逆効果です。

矢継ぎ早に質問を繰り出されると、相手は取り調べか尋問を受けているような気持ちになってしまいます。

次から次へとくる質問に答え続けるのは心理的にも負担がかかるため、相手はへとへとに疲れてしまうでしょう。

時には黙って相手に質問をしてもらうタイミングを作ることで、一方的な質問攻めにならず、より有意義で楽しい会話になります。


鉄板の質問を参考にして相手と仲良くなりましょう!

初対面の人と仲良くなるには、質問を交えた会話で相手のことを知っていくのがポイント。

「そもそも質問が思いつかない」

と不安になるかもしれませんが、二人の共通点や相手が関心のある内容から質問を考えると簡単です。

恋愛や仕事、学校といったシーンが決まっている場合には、あらかじめ質問集を用意しておくのもおすすめ。

今回ご紹介した質問集を参考にして会話を盛り上げ、初対面の人ともスムーズに距離を縮めていきましょう

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