思い通りにならないとキレる人の特徴。対処法や賢い付き合い方とは?

高峰ナナ 2022.05.16
思い通りにならないとキレる人の特徴や対処法を知りたい方へ。本記事では、思い通りにならないとキレる人の心理や特徴から、すぐに怒る人への対処法まで解説します!

思い通りにならないとキレる人の心理|どんな理由で怒っているの?

思い通りにならないとキレる人の心理

「思い通りにならないとキレる人ってどういう心理なの?」

「職場に短気な上司がいるんだけど、怒る理由を知りたい」

身近に思い通りにならないとキレる人がいると、どう対処して良いのか分からないですよね。

なぜすぐに怒ってしまうのでしょうか。

ここからは思い通りにならないとキレる人の心理を解説。

怒りの理由は何なのか見てみましょう。


心理1. 今までと違うのが耐えられない

思い通りにならないとキレる人は甘やかされて育ってきたことが多く、人と衝突した経験もほとんどありません。

そのため想定外の場面に遭遇するとどうしていいのか分からなくなるので、感情のコントロールができずキレてしまうのです。

キャパオーバーで余裕がなくなっている状態です。


心理2. 他人の言いなりになりたくない

プライドが高い傾向があり、いつも自分が正しいという思いが強いです。

誰かの計画に従ったり、指示されたりして動きたくないと考えています。

そのため自分が思っていない行動をするように言われると、イライラしてしまうのでしょう。


心理3. 失敗してしまうのが不安

自分の中で完璧だと思っていた計画が思い通りに進まないと、不安に押しつぶされそうになります。

「うまくいかなかったらどうしよう」

「計画が台無しになったら嫌だ」

ネガティブな感情に支配されてしまうでしょう。

そんなイライラが募って最終的にキレてしまいます。


心理4. 輪を乱す奴が気に食わない

複数人で計画を進めている時にグループで輪をかき乱す人がいるとイライラします。

特に自分がリーダーを務めている時など、人のせいで自分が責められることになるのが嫌だと感じるのです。

「他人のせいなのにどうして自分が責任取らなきゃいけないんだ」と怒っているかもしれません。


思い通りにならないとキレる人の特徴|共通点から見分け方をチェック

「思い通りにならないとキレる人にはどんな共通点があるの?」

「すぐイライラする人の見分け方を知りたい」

普通の人なら気にならないような些細な事でもすぐイライラする人っていますよね。

どんな特徴や性格の持ち主なんでしょうか。

思い通りにならないとキレる人の特徴5つをご紹介します。

あなたの身近にもいないかチェックしてみましょう。


特徴1. 思ったことをすぐに口にする

思い通りにならないとキレる人は我慢できない性格であることが多く、自分の考えのままに物事を進めようとします。

そのため、何でもかんでも口にしてしまうのです。

  • 彼氏が一生懸命考えたデートプランに対し、「本当は〇〇の方が行きたかったんだけど」など不満を言う
  • 「このやり方が正しいから変えなよ!」と相手の都合を考えずに押し付ける

言いたいことを言ってスッキリしたいという、自己中な考え方をしています。


特徴2. 絶対に自分の意見を曲げない

自分が正しいと思っていることが多いため、突っかかってくる相手がいると衝突してしまいます。

意見を曲げたくないという強い意志があるので柔軟な対応ができません。

  • 部下に提案をされても「今までこの方法でやってきたんだからこれが正しい」と言い切る上司
  • 相手から反論されると「でも」や「そうじゃなくて」と否定的な言葉を使う

このように、素直に人の意見を受け入れることができないのです。


特徴3. きっちり計画を立てて行動している

思い通りにならないとキレる人は完璧主義な面があるのも特徴です。

そのため自分が計画していない想定外のことが起こるとイライラしてしまいます。

例えばデートの計画を立てた時に、相手の都合で少しでも変更が生じたら、

「〇時には〇〇に行こうと思っていたのに行けなくなった」

と不満をぶつけて不機嫌になります。


特徴4. 命令口調で話すことが多い

物事に対する支配欲が強い傾向があるので、自分の思い通りに事を進めたいという考えを持っています。

対人関係でも例外ではなく、相手を支配しようとする気持ちが出てしまうでしょう。

  • 家事をする夫に対して「言った通りにしてよ」と言う妻
  • 「この仕事明日までにやっとけよ」と乱暴に指示を出す上司

など、自分が指示を出す立場=相手の行動を支配していると勘違いをして命令口調で話してきます。


特徴5. 言い訳ばかりして責任転嫁する

本当は自分に自信がなく、いつも不安を感じているのもイライラしやすい人の特徴です。

思い通りにいかなかった結果、自分が責任を負いたくないので言い訳をして逃れようとしています。

職場で上司が部下に対して、「指示通りに動かなかったのが悪い」と責任をなすりつけるなど。

自分が責められるかもしれない恐怖心から、怒ったり立場を利用したりして他人に押し付けようとするのです。


思い通りにならないとキレる人への対処法|どのように接するのが正解?

「夫・嫁がすぐイライラしてきて気を遣うんだけど、どう対応すればいいの?」

「思い通りにならないとキレる人への対処法を知りたい!」

家庭や会社などで思い通りにならず怒る人と接する時、いつも振り回されるのは辛いですよね。

一体どんな風に対処するのが正解なのでしょうか。

ここからは5つの対処法を解説します。

思い通りにならないとキレる人との正しい付き合い方を身につけておきましょう。


対処法1. 相手のキレるポイントを覚えておく

相手がどうしてキレているのか把握すれば、同じような場面に遭遇しても迅速に対応できます。

原因を知っておくことでそれを回避するように行動することも可能でしょう。

  • 職場で余裕が無くなるとイライラする人には仕事を回しすぎない
  • 意見を否定されるとキレる彼氏なら、一度意見を受け入れてあげる

このように、こちらが一歩引いた接し方をすることで衝突が防げます。

イライラされることがなくなれば、あなたもストレスを感じず過ごせますよ。


対処法2. テキトーに受け流す

思い通りにならずキレて周りを従わせようとするのは、スマートな大人の対応とは言えません。

同じ目線に立つ必要はないので、適当にあしらってしまうのも一つの手。

  • 相手が話している時は途中で口を挟まず、ひたすら相槌だけ打って聞き流す

短気な人は瞬間的にカッとなっているので、適当に受け流しておけば話を聞いてもらって怒りが鎮まるはず。

内心「また怒ってるなぁ」と思いながら別のことを考えてやり過ごしましょう


対処法3. 全て思うようにやらせてみる

自分の意見に自信を持っているので、まずは全て任せてみるのも対処法の一つです。

いずれ一人の力の限界を感じてそれをきっかけに周囲と協力するようになることも。

  • 「あなたの言う通りに行動してみるから指示してほしい」と任せることを伝える
  • 具体的にどんな風に進めたいのか、計画を聞いてみる

このように相手の意思を尊重して、好きに行動してもらいましょう。

出来なかった時に怒ってしまうと同じ事の繰り返しなので、あくまで解決に向けて冷静に話を聞くことが大切です。


対処法4. 成果で文句を言えないくらいの差をつける

イライラした態度を見せるのは、相手を下に見ていて支配できると思っていることが多いからです。

相手がキレられないくらい実力を身につけておけば、理不尽に怒られることもなくなるはず。

例えば職場であなたに八つ当たりをするような人がいるなら、仕事で成果を出してその人より先に出世するなど。

目に見える成果があると、自分との実力の差を感じて突っかかってこなくなるでしょう。

相手に勝てそうなことを見つけて取り組んでみてください。


対処法5. できるだけ関わらない

怒っている人の近くにいると心身ともに疲弊してしまいますよね。

真面目に付き合っていると振り回されてしまうので、可能な限り距離を取りましょう。

  • 会社にいる場合は移動や休憩中に二人きりにならないよう行動する
  • 両親など身近な存在なら、会う機会を冠婚葬祭など最低限にする

このように一時的にでも距離を保った付き合い方をすると、ストレスと感じずに済みます。

どうしても関わらなければいけない時は第三者を交えると、一人で受け止めなくて済むので気持ちが楽になりますよ。


対処法6. かわいそうな人だと思っておく

思い通りにならないとすぐにキレるのは、それを正す人がいない甘やかされた環境だったから。

そのまま大人になってしまった大きい子供だと思って接すると気持ちが楽になります。

  • イライラをぶつけられたら「大人になれないんだなぁ」と聞き流す
  • 相手がキレて言ってきたことを真に受けない

こちらは大人な接し方をして適当に流しておきましょう。

イラっとすることを言われても「子どもだし仕方ないか」と思えるようになりますよ。


思い通りにならなくてイライラ!怒りを抑えるコツは?

「イライラする気持ちを抑えるコツを知りたい!」

「すぐキレて周りに迷惑をかけちゃう自分を変えたい…」

中には自分自身が思い通りにならなくてイライラしやすい性格だと自覚している人もいるでしょう。

怒りは少し意識するだけでコントロールできるんです。

ここからは怒りを抑えるコツを紹介します。

イライラしてしまう自分との付き合い方を見直してみましょう。


コツ1. 深呼吸する

イライラしている時は余裕がない状態なので、いったん落ち着けば気持ちも冷静になっていきます

そのためにまずは呼吸を落ち着けましょう。

  • 鼻から息を吸い、少し止めて口からゆっくりと息を吐く動きを2、3回繰り返す
  • 背筋を伸ばして新鮮な空気をたくさん取り入れる

場所を選ばずできることなので、「あ、今イライラしてるな…」と感じた瞬間にやってみましょう。

可能なら場所を変えて深呼吸すると気持ちがよりリフレッシュできますよ。


コツ2. トイレに逃げ込んで一人になる

トイレなど一人になれる空間に行くと、他人に怒りをぶつけることなく気持ちを落ち着かせられます。

感情的になって怒らないためには、一度気持ちをクールダウンさせることが効果的。

  • トイレや屋上、非常階段など一人で落ち着ける居場所を作る
  • イラっとする一言を他人に言われても、すぐ反論せずいったん席を外す

このように、興奮状態の自分を落ち着かせましょう。

さらに軽く伸びをしたり少し体を動かすと気持ちが切り替えやすくなりますよ。


コツ3. 周囲のスタンスに合わせる

「完璧にやらなきゃ」という気持ちが自分を追い込んでいることもあるため、時には力を抜くのも大切。

職場で適当にやっている人にイライラする時は、あなたも同じように少し手を抜いてみましょう。

  • 仕事や家事に対して「80%くらいできてればOK」と考える
  • 完璧にやることではなくまずは形にすることを目指す

自分に対してゆるくなることで、人に対して許容できる範囲も広がります

まずは一つ手を抜くポイントを決めて取り組んでみましょう。


イライラを感じなくする秘訣|克服する方法とは?

「イライラすると自己中になる性格を直したい」

「思い通りにならないとキレちゃう自分を変えたい!」

頭で分かっているのに、いざとなるとイライラが抑えられない事ってありますよね。

しかし周囲と良好な関係を築くためには、短期な自分を変えようとすることが大切。

そこでここからはイライラを感じなくする克服法を紹介します。

どんなことをすれば良いのか見てみましょう。

イライラを感じなくする克服法
  1. とにかく経験を積む
  2. 自分で抱え込みすぎない
  3. 自分のことにもっと注力する
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克服法1. とにかく経験を積む

今まで思い通りにならない経験が少なかったことが、すぐ怒る性格に結びついています。

そのため色んな経験をして、「キレる」という行為がいかに恥ずかしいものか学ぶのが大切。

  • 留学や転職など今までと異なる環境に身を置いて、色んな人と関わりを持つ
  • 職場の上司や両親など、人生の先輩からアドバイスをもらって行動してみる

経験を積んでいる人ほど様々な考えがあることを理解しているので、思い通りにならなくても怒りません。

そうなれるように前向きにチャレンジする姿勢を持って生活しましょう。


克服法2. 自分で抱え込みすぎない

責任感がないわけではなく、むしろ自分一人に対する責任を感じすぎる節があります。

もっと気楽に生きることで怒りを感じにくくなるでしょう。

  • 身近にいる楽観的な人の考え方を真似してみる
  • 自分の中で「まぁいっか」と思えることを増やしてみる

周囲の頼り方や楽観的な考え方を学ぶことで、心に余裕を持つことができますよ。

まずは何か一つ、今よりゆるい基準で考えられることを見つけてみてください。


克服法3. 自分のことにもっと注力する

周囲のために頑張りすぎたり、身近な人に期待しすぎるあまりキレてしまうことも。

「私はあなたのためにここまでやったのに」他人にイライラの原因を押し付けないことが重要です。

そうならないためにも、自分のことを優先して考える癖をつけましょう。

  • 他人のために動く時は、自分のキャパシティを超えない範囲で行動する
  • まずは「自分はどうしたいか」を考える

この考えを習慣づけると、人の行動や言動が原因で思い通りにならないことがあっても、腹が立たなくなっていきますよ。


思い通りにならないとキレる人を克服してみて。

思い通りにならないとキレる人の心理や共通点、イライラしてしまう時の対処法を解説しました。

誰しもイライラしてしまう瞬間はありますが、それをコントロールできるのがスマートな大人

身近に怒る人がいる時は適度な距離を保って接し、自分が「イライラしちゃうな」と思う人はこの記事を参考に少しずつ意識を変えてみましょう。

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