恩着せがましい人の特徴とは?関係を悪化させない効果的な付き合い方を紹介

HaRuKa 2024.06.24
周囲にいる恩着せがましい人に悩まされることってありませんか。本記事では、恩着せがましい人の心理や特徴から、相手別に上手な付き合い方を徹底解説!また、恩着せがましくされた時の対処法も紹介します。頼んでもないのに恩を着せてくる人に振り回されないように、ぜひ参考にしてみてくださいね。

頼んでないのに“恩着せがましい人”っていますよね。

恩着せがましい人の心理と特徴

頼んでないのに勝手にヘルプをして、してやった風を吹かせている恩着せがましい人。親切と受け止められないのは、「自分の心が狭いから?」と悩んでいる人もいるでしょう。

そこで今回は、恩着せがましい人の心理と特徴を解説すると共に、厚かましい相手と上手に付き合っていく方法をレクチャーします。

イライラを長引かせないためにも、関係を悪くさせない良い対処法を学んでみてくださいね。


そもそも「恩着せがましい」の意味とは?

恩着せがましいの意味は、頼まれなくても自発的に尽くし、その後「感謝してほしい」とねだる人の態度のことです。親切や奉仕と違い、尽くした後の相手の反応を見ているもので、タチの悪い感謝の強要でもあります。

意味としては、厚かましい態度で繰り返される勝手な善行ともいえるでしょう。少しひねくれた感情が含まれるもので、歓迎されるものではありません。


恩着せがましい人ってどんな心理なの?

恩着せがましい人の考えていることは、少し歪んだ感情が含まれていることが多いです。恩を着せられる義理はなくても、勝手に着せられると怖いものがあります。

まずは、恩着せがましい人の5つの心理をご紹介します。


心理1. 見返りを期待している

恩着せがましい人は損得勘定が強く、「○○したら○○してもらえる」と考えています。恩を売る代わりに見返りを求めていることが多く、物欲も大きい人が多いです。

取引先の営業マンに恩着せがましい態度をとって「次はお土産待ってるね」などと本気で言ったりするのも平気。見返りを期待するだけでなく、「私を満足させないとひどいわよ」と内心は脅迫めいたものも感じさせます。


心理2. 他人から認められたい

恩着せがましい人は年配者に多く見られ、会社でも人間関係がうまく構築されていない人に多いです。「なんで私に誰も構わないの?」とも思っていて、常に誰かに構ってほしいと思っています。

そのため、上司はもちろん部下にも「いい人と思われたい」「認められたい」という気持ちから、一方的に親切の押し売りをするのです。

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心理3. 他人を思い通りにコントロールしたい

人は自分に優しい人に、感謝や恩返しを自然にしてしまうのが一般的。「〇〇してもらっているから言うこと聞かなくちゃ」といった相手の心理を突いて、恩着せがましい人は行動しています。

常に他人を思い通りにコントロールして、「自分の都合のいいように動かしたい」とも考えているのです。自己中心的な自分を隠して、違う形で動かせないか模索しているのでしょう。


心理4. 他人よりも優位な立場でいたい

恩着せがましい人の多くは、様々な経験や情報をもっていることが多いです。

自分より年齢が上の人でも、「経験は私の方が上だからな」と立ち位置を暗黙のうちに知らしめていて、その一つに恩着せがましい態度も含まれています。

誰よりも優位な立場でいたいので、出る杭はとことん打ちます。相手から離れるのではなく、山ほどの恩を売ってひれ伏させるのです。


心理5. 恩を売られるのは嫌い

人をコントロールしたいという心理があり、自分が優位に立ちたいため、「人に借りを作るのだけは絶対イヤ」とも思っています。逆にコントロールされるのが怖いのです。

恩を着せられると「それはあなたの仕事じゃないから」「まずは自分の仕事ができるようになってからやりなさい」などと怒ってしまうことも少なくありません。


どんな人が多い?恩着せがましい人の特徴とは

腹黒く迫ってくる恩を売る人は、非常に迷惑と感じる人も多いでしょう。性格や行動や言動にも、恩着せがましい人にはいくつかの共通した特徴があります。

次に、恩着せがましい人の様々な特徴について解説します。


恩着せがましい人の「性格」の特徴

恩着せがましい人の性格は、なかなかの強者でなければ形成されない図太さがあります。恩を売る人には、一体どんな性格の特徴があるのでしょうか。

恩着せがましい人の「性格」の特徴についてご紹介しましょう。


恩着せがましい人の性格1. 自己中心的で、他人の気持ちを勝手に決めつける

自分の思考や行動にも、常に人の視線や評価を気にするのが恩着せがましい人の性格。しかし、「自分の良い部分だけをみて欲しい」と作られた姿で、本来は厚かましく自己中心的なところがあります。

たとえば、「プレゼントをもらったら何でも絶対に嬉しいはず」などと決めつけ、望んでもいないものを渡し、頼んでないことをしてしまうのです。

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恩着せがましい人の性格2. 損得勘定で物事を考える

恩着せがましい人は自分が恩を売られるのを拒み、自分が打った恩には見返りを求めることから、人間関係も仕事も損得勘定で行動する性格だといえるでしょう。

自分にメリットのない人とは離れる傾向がみられますが、誰もいなくなってくると、また恩を売り始めます。そのため、あまり人から好かれることがない悲しい性格の持ち主なのです。

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恩着せがましい人の性格3. 感情的になりやすい

恩着せがましい人は、自分が売った恩に対して感謝や見返りがない、つまり期待通りにならないとストレスを溜める傾向にあります。

「忘れてないよね?」「~してあげたのに忘れた?」などと嫌味を言う、怒ってるオーラを出して大きな音を立てる、という行動も多いです。

ややこしい親切であるために、周囲も「本当にやめて欲しい」と考えている人は少なくありません。

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恩着せがましい人の性格4. 自分の言ったことは、しっかりと覚えている

恩着せがましい人は執着心が強く、借金取りが回収するかのように、売った恩の見返りをいつまでもいつまでも待っています。自分が売った恩は決して忘れません。

他人を長く配下に置き、いつまでもコントロールしたいため「急がなくていいよ」と言いながら、さらに恩を着せ続ける場合もあります。驚くほど強い支配願望があるのです。


恩着せがましい人の「行動」の特徴

付き合うのにも一苦労の恩着せがましい人は、行動も人とは少し違います。

自分の考えだけでいっぱいになっている印象が拭えません。行動の特徴にはどんなものがあるのでしょうか。恩着せがましい人の「行動」の特徴についてご紹介します。


恩着せがましい人の行動1. 人と話す時、上から目線に言いがち

恩着せがましい人は、恩を売って自分を優位な立場にしています。そのため常に上から目線で人に接し、偉そうな印象を与え、周囲を不快な気持ちにするのです。

「私が存在するおかげで君たちは助かっている」といったニュアンスが含まれた話し方をするため、自然に「~してあげる」といったような上から目線が出てくるのでしょう。


恩着せがましい人の行動2. 人の話を聞かず、自分の話ばかりする

恩着せがましい人は、人の状況や心情よりも、まず恩を売ることを優先します。相手に話をする機会を与えないほど自分の話ばかりをし、「すごい」「さすが〇〇さん」といった言葉を待っています。

自分のことばかり考えているため空気を読む力も弱い傾向にあり、「私が話している」という状況に浸って満足するばかりで、本当にタチが悪いタイプと言えるでしょう。

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恩着せがましい人の行動3. 頼んでもないのに、プレゼントやお土産を買ってくる

人から感謝されたり、褒められたり喜ばれて尊敬されたりすることを「至福」と感じている恩着せがましい人は、頼んでないのに何かを買ってきます。

「〇〇ちゃんにはコレ買ってきてあげた」などと、周囲にエサをまく感覚で配ります。「いらない」などと拒否すれば、支配下の人達を巻きこんで様々な意地悪をすることもあるでしょう。


恩着せがましい人が言いがちな「言葉」の特徴

恩着せがましい人が発するフレーズには、決まって上から目線の鉄板ともいえる言葉が含まれています。「何か嫌な感じ…」と感じる相手の言葉にも多く使われるでしょう。

早速、恩着せがましい人が言いがちな「言葉」の特徴を見ていきましょう。


恩着せがましい人の言葉1. 「いつも我慢してばかり」

自分は一生懸命やっているアピールをして、他人からの恩を感じようともせずに、被害者意識をもった時に出るセリフです。

本当は見返りが欲しいだけ。見返りをくれない人への当てつけで演技をし、周囲を巻きこんで、内心は「見返りがないとリスクがあるよ」と脅しています。

周囲から「何があったの?」「誰にされたの?」と聞かれるのを待っているのです。


恩着せがましい人の言葉2. 「感謝しろよ」

恩を売った相手に感謝されても、その感じが軽く「本当に感謝してないな」と感じると、「自分の恩をもっと感じてほしい」と思う時に出る言葉です。

見返りがないと何度も何度も「感謝しろよ」としつこい人もいて、「感謝は言葉だけじゃダメだぞ」というニュアンスを含みながら言ってきます。

ひれ伏すように尽くすか、何か見返りの品を求める恩着せがましい言葉です。


恩着せがましい人の言葉3. 「〜してやってる」

1人では大変になりそうな仕事をしていてお恩を売った時に、「自分の恩を感じてほしい」と出てくる言葉です。

「~してやってるんだから飯おごれよ」などと明確に相手に見返りの指定をしたい時にも使用されます。

また、他人からの感謝に伴う行動を期待していることもあり、相手に強いプレッシャーをかけながら見返り度を上げようとしていることも多いですよ。


【相手別】恩着せがましい人との付き合い方を解説!

付き合うのが難しいタイプであることは間違いない恩着せがましい人ですが、その相手によって付き合い方のコツがあるのだとか。それは、一体どんなものなのでしょうか。恩着せがましい人との付き合い方を相手別にご紹介しましょう。


友人が恩着せがましい場合

親しい間柄では冗談のように「~してやったじゃない」などといった言葉が交わされることがあります。しかし、友人はどんなケースでも上下はなく、ともに肩を並べていれる存在のはず。

友人が恩着せがましい行動や発言をした場合には、友人だからこそ、素直に恩着せがましい行動を断ることが大切です。

「自分でやるから見てて」と見守ってもらえるように話してみるのもいいでしょう。


恋人が恩着せがましい場合

恋人がを売る側は「愛が足りない」と思っていることも多いため、しっかりと愛を確かめあったり、話し合ったりする必要があります。

長続きするためには、素直に自分の意見を言うことが大切。愛しているがゆえに「一方的に愛を注ぐのは寂しい」と感じる人が多いです。

与え、与えられることのバランスが大切になってきます。


パートナー(旦那や妻)が恩着せがましい場合

いつも一緒にいるパートナーなら、素直に断ることも大切ですが、感謝することも大切です。そうすることで「また手伝おうかな」思い、相手を逆に上手くコントロールできるようになります。

また、相手のしてくれた行動に対して感謝を伝えるのは夫婦円満の秘訣でもあるため、「心配性だな」くらいで受け止め、感謝を言葉にしていきましょう。


先輩上司が恩着せがましい場合

会社の上司や先輩は、指導という名目で恩を着せてくる可能性が高いです。売られた恩にはお礼を言って、あとは聞き流すことが賢明でしょう。

そこまで関係性が深い人でなければ、見返り要求のような言葉や態度も気にしない姿勢を見せましょう。

相手の思うツボになってしまいますから、必要以上にきちんと聞く必要はありませんよ。


姑が恩着せがましい場合

結婚すると恩着せがましさを増すのが姑です。子供が生まれてから働き始める時に預けると、さらに恩着せがましさは加速します。

最適なのは夫を味方につけて、コントロールしてもらうこと。夫の母親でもあるので多少気遣いは必要ですが、素直に夫に相談してみるのが良いでしょう。

いいワンクッションになり、姑にもトゲのない伝え方をしてもらえるように、夫と話し合うことが大切です。


知り合って間もない人が恩着せがましい場合

一般的にはあまり親しくない人にまで恩を着せる人は少ないのですが、厚かましい性格をしている人だと、冗談っぽく恩を着せることがあります。

できるだけ自分から関わらないようにするのが一番。たとえ関わらなければならない人であっても、恩着せがましい行動にはしっかりと断ることが必要です。

本人に迷惑が伝わらない場合には、会社なら上司、個人なら親などに話すのもいいでしょう。


実際に恩着せがましくされた時の対処法とは

もし今後、実際に自分が誰かに恩着せがましいことをされたら、どのような対処をすればいいのでしょうか。

ここでは、恩着せがましくされたときの対処法をご紹介します。シーンに合わせて使い分けていくことが大切ですよ。


対処法1. お礼を言って受け流す

恩着せがましい人は、自分が優位に立つためにも、感謝されたくて恩を着せます。しかし、深く相手にしてしまうと見返りがないことに根に持つため、あまり深入りせず、あっさりお礼を言って流すことがおすすめです。

必要以上に恩を返し過ぎると、「ここはもっと見返りが期待できそう」と思われてしまうこともありますので注意しましょう。


対処法2. はっきりと断る

自己中心的な思考で迷惑をかける恩着せがましい人は、相手の心情を読めません。察することができないのです。

そのため、あまりにも状況が分かっていない人には、はっきりと断る勇気も必要です。

「私の仕事なので手をつけないでください」「詳細が分からないのにミスしたら大変ですよ?」などと、バッサリ縁を斬る覚悟で伝えます。


対処法3. 恩に対して何もできないことを伝えておく

恩を着せられる前に恩着せがましい人に「見返りは出ません」と宣言することも有効です。何気ない会話の中で伝えれば、わざわざ恩を売りにくることもないでしょう。

「恩着せがましい人って何考えてるのかしら」「怖いよね」などと聞こえるように話すと、耳にした恩着せがましい人は、ようやく自分の迷惑具合に気づくことができます。


恩着せがましい人に対するNGな対応方法とは?

恩着せがましい人は、とにかく執拗に恩を売りにきます。毅然とした対応をしないと、あれよあれよと飲み込まれてしまうため、NOを言える勇気も必要です。

最後に、恩着せがましい人に対するNGな対応方法をご紹介します。


NGな対応1. 断りきれずに恩を受け取る

恩は受けたら返すのが基本です。しかし、何度も何度も頼んでないことを勝手にされてしまっては迷惑でしかありません。

基本的には「もういいです」と恩着せがましい人からの恩は受け取らない方が吉です。

相手はしつこく「いいからいいから」というかもしれませんが、「すいません、何もお返しできませんから結構です」とやんわり伝えましょう。


NGな対応2. 恩を受け取ったまま返さない

どうしても受け取らなければならない場合、返さないと周囲からの評判を落としかねません。まずは一旦返して以降は恩を受け取らないように意識しましょう。

お返しする時にはお礼を伝え、「自分でやってみて、大変な時だけお願いします」と伝えます。

その後は、声をかけられても拒否。勝手にされたら怒るくらいでちょうどいいかもしれません。


恩着せがましい人とは、適度な距離感を保つようにしましょう。

恩着せがましい人の行動力は見習うべき速さや対応力がありますが、強く見返りを求めてしまうところだけは本人以外直しようがありません

上司などでも付き合うのが大変な人種ですので、適切な対応で巻きこまれないようにしましょう。

タダでもらうプレゼントの見返りは、どんなものなのか怖いもの見たさもありますが、深みにハマるとひどい目に。適度な距離をもって対処法を参考に接してみましょう。


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