上辺だけの友達の特徴11選。見分け方&本当の友達を作るコツとは?
そもそも『上辺(うわべ)』とは?どんな関係?
上辺(うわべ)とは、物の表面や外面のことを意味したり、内実とは違う見かけ上の様子のことを表す言葉。
そのため一般的には、本心を見せず外面だけをとりつくろって付き合っている関係のことを上辺だけの友達と表現します。
学校や職場では仲が良かったのに、転校や転職などで会わなくなると付き合いが途絶える関係は上辺だけだと言えるでしょう。
反対に、本音をさらけ出せる友達は『マブダチ』と言う。
上辺だけの友達とは反対の存在にあるのが、マブダチです。
親友のことを表す俗語で、マブは「本当・真実」を、ダチ』は「友達」を意味しています。
マブダチの由来は、縁日などに出店して品物を売っていた的屋の隠語を、不良少年たちが使ったことから広まりました。
おもに若い人が、本心が話せる親しい友人と「俺たちマブダチだよな」などと言って絆を深める時に使います。
【診断】上辺だけの友達の特徴|本心で付き合ってない人の見分け方とは?
「上辺だけの友達ってどう見分けるの?」
「友達が上辺だけの付き合いをしているかも…」
上辺だけの友達という言葉はなんとなくわかるけれど、実際にどんな関係が当てはまるのか見分け方が分からない人も多いでしょう。
そこでここからは、上辺だけの友達の特徴を解説します。
それぞれの特徴から見分け方を理解し、実際に自分の友達付き合いを診断してみてくださいね。
- 本当に悲しい時、傍にいてくれない
- 自分の要求ばかりしてくる
- 距離が離れると疎遠になる
- 揉めたり喧嘩することがない
- 悩み事を相談してこない
- 否定する意見は言わない
- 友達の友達である
- 周りの目をいつも気にしている
- 約束をあまり守らない
- 2人で会うのは気まずく感じる
- 自分から連絡をしようとは思わない
特徴1.本当に悲しい時、傍にいてくれない
上辺だけの関係だと深く関わって相手の力になってあげたいとは思えないもの。
そのため、相手の悩みや相談にわざわざ付き合ってネガティブな気持ちに影響を受けたくないと考えています。
例えば、あなたが恋人に振られて落ち込んでいても
「大変そうだね〜。それでさ〜…」
などと言って、すぐに話を変えようとしてしまいます。
いざという時に傍にいたり気持ちを寄り添ったりしてくれないのは、上辺だけの友達だと言えるでしょう。
特徴2.自分の要求ばかりしてくる
本当に仲の良い友達同士なら、誰かが困った時には協力することも多いもの。
しかし、表面上の付き合いだけの友達は自分が都合よく利用することしか考えていないという特徴があります。
友達数人と飲みに行く約束をしている日にあなたがどうしても残業しなければならず、延期を求めても、
「ごめ〜ん、今日は予定通り飲み会するから」
とあなた以外のメンバーで飲みに行きます。それなのに、自分が逆の立場になると、
「私抜きで飲みに行くなんて薄情だよね。友達なら延期するのが当然。」
などと言って、自分の要求は必ずやってもらおうとするのです。
自分がして欲しいことだけを要求して、相手の要求に応えるつもりはないので、何度も同じようなことが続くとうんざりしてしまうでしょう。
特徴3.距離が離れたことで、自然と喋らなくなる
親友なら距離が離れて相手と会えなくても交流は続けるものです。
しかし、上辺だけの人は教室や職場などが離れると、話すきっかけがなくなり、その後は全く話さなくなるでしょう。
例えば、部署を異動したりするなど机の場所が離れると、話すチャンスがないので自然と疎遠になります。
たまに廊下などですれ違っても、挨拶だけになるなど自然と喋らなくなっているなら、外面だけの付き合いと考えられます。
特徴4.揉めたり喧嘩することがない
上辺だけの友達は、本音を言って気まずい雰囲気になったり揉めたり、孤立したりすることを恐れています。
そのため、当たり障りのないことしか話そうとしません。
友達からその人の恋人についてどう思うか聞かれた時に、
「パッとしないな」
と思っても
「いい人そうだよね」
と無難な返答で逃げようとします。
相手と揉めたり喧嘩したりすることが全くないなら、上辺だけの友達の可能性が高いでしょう。
特徴5.悩み事を相談してこない
上辺だけの付き合いをしている人は、相手のことを本心からは信用していないので、悩みや深刻な話をして相手に自分の弱い部分を見せたくないと思っています。
例えば、内心では仕事を変えたくて転職雑誌を見ていることが多いのに、
「新しい仕事探しているようなら、相談にのろうか?」
と言っても
「転職するわけないじゃん」
などとはぐらかそうとしてしまうでしょう。
特徴6.否定する意見は言わない
友達の意見を否定ばかりすると、嫌われて友達付き合いを続けるのが難しくなるリスクがあります。
そのため、上辺だけの友達とはトラブルに発展しないように、相手の意見に賛成ばかりするという特徴があるのです。
みんなで遊びに行く時も、誰かが
「遊園地にしようよ」
と言うと、内心では行きたくないという不満があっても賛同します。
友達があなたの意見に否定することがなければ、上辺だけの友達の可能性があります。
特徴7.友達の友達である
友達の友達とは、距離を感じて自分から積極的にコミュニケーションを取ろうとしないので、上辺だけの友達になりやすいです。
例えば、友人Aと飲みに行く時に、Aから別の友人Bを紹介されても、BはAの友達であって自分の友達ではありません。
もしBに対して内心、嫌いなタイプだと思ってもAとは揉めたくないので、外面だけをとりつくろってしまいます。
そのため、友達の友達とは本音を話したり悩み事を相談したりするなど距離を縮めることはないでしょう。
特徴8.周りの目をいつも気にしている
いつもキョロキョロと周りの顔色を伺っている人は、孤立することが嫌いで、誰でも良いからと上辺だけの友達を作っている可能性が高いでしょう。
例えば、同窓会などで自分だけ呼ばれないのは困るので、学生時代にそれほど仲良くなかった友達とも、SNSでつながるなど外面だけの付き合いをします。
他人の反応ばかり伺っているような言動が多い人は、本心ではこのコミュニティである必要が無いと思っている可能性が高いですよ。
特徴9. 約束をあまり守らない
本当に重要な友達以外の人に対する優先順位が低く、疎遠になってもいいと思っている程度の友達に対しては、約束が守れなくても気にしません。
例えば、グループ飲みした時に
「近いうちにLINEするから」
と約束しても、平気で数ヶ月もの間LINEで連絡しなくても気にならないのです。
あまり約束を守らない人がいれば、その人はあなたと表面上の付き合いをしているだけでしょう。
特徴10.2人で会うのは気まずく感じる
上辺だけの付き合いしか無いと相手の事をよく理解していないので、2人で会うと話題や距離感の詰め方を気にして気まずく感じてしまうことも。
駅のホームなどで偶然会い、最寄りの駅まで一緒に電車に乗って行くことになるだけでも、
「何を話したらいいんだろう」
「近すぎるかな?」
と気になってしまうので、疲れてしまいます。
2人きりで会うのが気まずい友達は、お互いに本音を見せていない関係といえるでしょう。
特徴11.自分から連絡をしようとは思わない
上辺だけの付き合いをしている友達は、日頃から深い付き合いをしていないので、特に頻繁に連絡するようなことがありません。
そのため、気付けば何年も連絡していないことも。
例えば、引越しの連絡をしようと前回のLINEのやりとりを確認したら、一番最近のメッセージでも3年前だったなど。
特に自分から連絡をしなくても困らないので、長い間音信不通になっても無関心でいられるのです。
上辺だけの友達しかいない場合の対処法|本当の友達を作るためには?
「上辺だけの友達しかいないかも…本当の友達を作るには、どうしたらいいんだろう?」
「上辺だけの友達とどう付き合えばいいの?」
上辺だけの友達の見分け方がわかったところで、周りにそんな友達しかいないとわかったら、今後の付き合い方にかなり悩みますよね。
本心を見せず外面だけをとりつくろっている友達なので、気まずい関係になると離れてしまうかもしれません。
「本当の友達じゃないならいらない」とならないように、対処法を把握しておきましょう。
- 色んな人と積極的に交流してみる
- 自分自身を理解してあげる
- 友達にしてあげられることを考える
- 友達と2人だけの時間を増やす
- 相手に合わせてばかりいない
- 心の拠り所となるコミュニティを作る
- 友情が損得ではないことを理解する
- 1人になる勇気を持つ
対処法1.色んな人と積極的に交流してみる
出会いを多くすれば、それだけ親しくなれる友人に出会える確率も上がります。
どうやって出会いを増やせばいいのか分からないという人は、新しい出会いのチャンスを考えてみましょう。
- 信頼できる先輩などから自分に合いそうな人を紹介してもらう
- 趣味などに関係する交流会に参加する
など、幅広く多方面に人脈を広げることで、出会う人の数も増えていきます。
さらに趣味など自分の興味がある集まりなら、話が弾んで心が通い合える人が見つかる可能性が高まりますよ。
対処法2.自分自身を理解してあげる
上辺だけの友達しかいない原因がわかっていないのは、自分で自分のことを理解していないからかもしれません。
そのため自分を理解することで、どうすれば本当の友達ができるのか冷静に考えることができるでしょう。
- 自分の性格を分析し、自分が親友とどのような関係を築きたいのか、よく考えてみる
- 過去の友達とどんな付き合いをしていたか思い出してみる
など、と自分がどういう関係を望んでいるのか知ることで、本当の友達を見つけるために行動出来るようになりますよ。
対処法3.友達にしてあげられることを考える
親友と呼べる友達は、あなたが困っていたり苦しい状態だったりする時に助けてくれるもの。
そのため、相手から本当の友達のように振る舞って欲しいと考えるなら、自分も相手にしてあげられることを考えましょう。
- ふさぎ込んでいたら、「どうしたの?」と声をかけて相手が落ち着くまで話を聞く
- 辛そうだったら、相手が何も言わなくても寄り添う
など、心から相手のことを考えて親切にすることで、相手もあなたのことを大事な友達だと認識してくれるようになるでしょう。
ただし、してあげているという態度を出して恩着せがましくなると嫌がられるので、さりげなくサポートすることが大切です。
対処法4.友達と2人だけの時間を増やす
本当の友達ができにくいのは、いつもグループで交流しているからかも。
グループでの付き合いは、その場は楽しくても特定の誰かとの関係は深まりません。
そのため、もっと親しくなりたい友達がいるなら、その人と2人で本音を話すチャンスを作るようにしましょう。
- グループで遊びに行った帰りに、2人だけでカフェなどでお互いの話をして交流を深める
- LINEで個人的にやりとりしてみる
などと、2人だけで会ったり連絡しあったりすることで、2人の距離は一気に縮まります。
その友達と2人だけの時間が増えていけば、他の友達よりも親近感が湧いて深い関係になれますよ。
対処法5.相手に合わせてばかりいない
『ケンカするほど仲がいい』という言葉のように、ケンカしてもお互いに心を許し合っている関係だからこそ、分かり合えるようになります。
そのため、ケンカになることを恐れて良い顔ばかりせず本音で話すようにしてみましょう。
- 思い込みで勝手に「あなたってこういうところあるよね」と決めつけられた時に言われた時に、否定する
- 周りが悪口を言っていたら同調せずに「私は悪口は言いたくない」と思っていたことを言う
などと、本音を口にすることで、相手とは一時的に気まずくなるかもしれませんが、お互いに本当のことが分かり合えるようになります。
それでも距離を縮めて近づいてくれる相手なら、本当の友達になれるでしょう。
対処法6.心の拠り所となるコミュニティを作る
上辺だけの友達に対して不満を抱くのは、身近に相談できる人がいないことも原因にあると考えられます。
そんな時は、SNSなどを利用して、自分と同じように上辺だけの付き合いしかできない人たちと意見を交換するのも良いでしょう。
- なぜ上辺だけの付き合いしかできないのか
- どうすれば本当の友達になれるか
など、リアルな生活で接触がない人たちだからこそ本音で語ってくれて、どのように対処できるのかが分かる可能性が高いです。
本音で話せる場を作ることで、あなたにとっても心の拠り所となりますよ。
対処法7.友情が損得ではないことを理解する
損得を考えずに友達のことだけを考えて動くことで、あなた自身の優しさが伝わり、あなたを信頼してくれるようになるでしょう。
- 相手に何かした時に、リターンがなくても相手を責めない
- 相手に親切にする前に自分は得するかは考えないようにする
そうすることで、あなたが何かしたいことがある時や困っている時は、きっとあなたの味方になってくれるはずです。
対処法8.1人になる勇気を持つ
本当の友達がいないと悩むのは、1人でいるのが不安だから。
しかし、無理して友達に合わせたり歩み寄ったりするくらいなら、無理に作る必要は無いと割り切って1人になるのもアリでしょう。
1人でいる事に慣れると誰かに依存したり誰かがいないと不安になったりすることがなくなります。
すると、人の目を気にすることがなくなり、あなた本来の人間性が出てくるのです。
そんな素のあなたに魅力を感じて近付いてきてくれる人とは、本当の友達になれるでしょう。
上辺だけの友達を見分けて、本当の友達を作りましょう!
「今の友達は上辺だけの友達かも…」
と不安に思っても、直接本人に聞くわけにはいかないですよね。
でも、どうやって確認したらいいのか、本当の友達との見分け方は分かりにくいもの。
そこでこの記事では、誰でも診断できるように、上辺だけの友達の特徴と対処法を詳しく紹介しています。
本当の友達の作り方も解説しているので、参考にしてくださいね。
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