“めざとい”と言われたら悪口?言葉の意味と目ざとい人の11の特徴
“めざとい”とは、どんな意味?“あざとい”との違いは?
めざといとは、見つけるのが早いという意味があり、他の人が気付かないようなことに誰よりも早く気がつくといった様子を表す言葉です。
例えば、いくつかある商品の中から一番高価な物を選んだ人に対し、「さすがめざといですね!」というように使うことができます。
似たような言葉として「あざとい」がありますが、こちらは抜け目がないとか小利口など、良い意味を持ちません。
「あざとい」は「めざとい」の言い換えにはならないため、使用する時には注意しましょう。
“めざとい”と言われたら悪口と褒め言葉どっち?
めざといは、その意味合いから、褒め言葉だけでなく、悪口としても使うこともできます。
誰かに「めざといね」と言われたら、悪い意味なのか、褒め言葉なのか、その都度どちらの意味で言われたのか判断するようにしましょう。
めざといが悪口や嫌味のケース
悪口で使われる場合には、ずる賢いとか卑しいなどを指摘する場合に使われることが少なくありません。
例えば、「そのケーキ、そっちの方が少し大きくない?」とわずかな違いを指摘した際、「良く気付いたね。めざといね。」などと言われることも。
「少しでも大きい方が得なはず」という卑しさに対する皮肉として「めざとい」が使われることがあります。
めざといが褒め言葉のケース
見つけるのが早いとか、目のつけどころがいいなど、良い結果をもたらすような場合には、「めざとい」が褒め言葉としてぴったりです。
例えば、仕事で誰も気が付かない問題点を見つけることができた場合などに、「〇〇さん、めざといね!」と言われたとします。
この場合は、誉め言葉として「めざとい」と言われたと捉えて良いでしょう。
【自己診断】めざとい人の11の特徴|性格や行動の共通点とは?
「めざといってどんな人のことを言うんだろう?」
「自分はめざといのかな?」
めざといという言葉は知っているけれど、どんな特徴があるのかよくわからない人もいるはず。果たして、どんな人がめざといと言われるのか?
自分がめざといのかどうか見極められるように、めざとい人の特徴を解説します。
どんな特徴がめざといに当てはまるのかを把握していきましょう。
- 頭の回転が早く、機転が利く
- 洞察力に優れ、変化に敏感
- 視野が広く、様々な視点で物事を見ている
- 準備を怠らない
- 損得勘定が強い
- 良い部分を見つけ、褒めるのが上手い
- 記憶力が高い
- 好奇心旺盛で、情報収集が好き
- 連絡がマメで、人間関係を維持する
- プライドが高く、自分の意見を曲げない
- 無駄なものは何でも効率化したがる
特徴1. 頭の回転が早く、機転が利く
めざとい人は、ちょっとした変化や問題点など、誰よりも気が付くのが早いので、周りで何が起きているのかを素早く理解できます。
そのため、いち早く状況を判断して、行動に移せるのが特徴。
例えば、ビジネスではイレギュラーな事態が起きても素早く対応を考えて行動できたり、
忙しい人が楽になるよう自分から先回りしてサポートしたりなど、機転が利く言動が周りから評価されることも少なくありません。
特徴2. 洞察力に優れ、変化に敏感
日頃から周りを注意深く観察しているため、他の人が気が付かないような、些細な変化を敏感に感じ取ることができます。
例えば、普段身に付けているものから、その人の好みを察知して相手が喜ぶものをプレゼントしたり、
恋人や子供など身近な人の表情や癖などから嘘をついているかどうかを見破ったりできることも。
変化にすぐ気づくので、「次はこうなるな」と予測しながらいち早く行動ができます。
特徴3. 視野が広く、様々な視点で物事を見ている
めざとい人は、周りの状況を的確に理解できるため、目先の事柄にとらわれることなく、様々な視点から物事を考えることができます。
例えば、会社で何か問題が起きた場合には、その原因をあらゆる可能性から探るため、スピード感を持って問題をクリアするために行動を起こすことができるのです。
そのため、めざとい人は賢い印象を周りに与えることができます。
特徴4. 準備を怠らない
周りをよく観察することで、周りの人の心理状態の変化など、些細な変化に気づくことができます。
それにより、「次はこうなるはずだから、これが必要かも…」と、先々の展開を予測しながら行動するのが上手です。
そのため、ビジネスでは顧客が求めるものをあらかじめ準備できるので、「気が利くね」と言われることも少なくありません。
先を見越して準備を整えることで、物事がスムーズに進んだり、トラブルを回避したりすることに繋がります。
特徴5. 損得勘定が強い
めざとい人は、広い視野をもって様々な情報を頭の中で処理できるため、何が自分にとって得なのか損なのかを合理的に判断できます。
基本的に自分が損をしないような行動をとっているつもりなので、損をすることにストレスを感じてしまうのです。
仕事で情報が漏れや準備不足によってミスが起きてしまうと、「あの時もっとこうしておけば良かった」と後悔することも少なくありません。
特徴6. 良い部分を見つけ、褒めるのが上手い
誰よりも周りのことをよく観察しているので、周りの人の些細な変化や気遣いにいち早く気が付きます。
例えば、友達の髪色やメイクなどちょっとした変化に対して「いつもよりかわいいね!」と褒めたり、
会社の共有部分を片付けてくれた人に対して「いつもありがとう!」と感謝したり、良い部分を見つけるのが得意。
また、人の良い部分を褒めることで、相手から自分が好かれて結果として自分にも得があることを理解しています。
特徴7. 記憶力が高い
めざとい人は、周りの状況をいち早く把握でいるだけでなく、一度把握した情報をしっかりと記憶して忘れません。
過去の出来事はもちろん、会話の内容まで覚えているため、過去の記憶から物事を素早く判断し、行動に移すことができます。
「あの時はこうだったよ」というように、周りが忘れていることも覚えているため、職場では頼もしい存在として一目置かれることも珍しくありません。
特徴8. 好奇心旺盛で、情報収集が好き
色々な情報を把握しておきたいと思っているので、わからないことがあっても自分で調べることに手間を惜しみません。
例えば、
- 職場に新しいシステムが導入されたら、真っ先に試して理解を深めようとする
- 話題の映画が公開されたら必ずチェックする
など、仕事でもプライベートでも常に最新の情報をおさえようとします。
だからこそ、自分の中に積み重ねてきた情報をもとに、他の人が見落としてしまうことにも気づける性格なので、先を見据えた行動を人より早くできるのです。
特徴9. 連絡がマメで、人間関係を維持する
周りを観察することで、相手が求めていることや、好きなものをいち早く察知するのが得意な性格です。
その情報をもとに人と接することができるため、気持ちに余裕をもって人と関わることができます。
「あの人の誕生日にはこんな贈り物をしたら喜ぶだろうな」
「友達が好きなアーティストのライブがあるから誘ってみよう」
など、情報をもとにマメに連絡するので、人との関係を良好に保つのが得意です。
特徴10. プライドが高く、自分の意見を曲げない
めざとい人は、男性女性問わず、いち早く先手を打った行動ができるため、周りから評価されることが多いです。
だからこそ、プライドが高く、自分に自信を持っている性格になりがち。
自分の判断を信じているため、たとえ上司から、
「こうしたほうがいいんじゃない?」
とアドバイスされても、聞き入れることができず、突っ走ってしまいます。
特徴11. 無駄なものは何でも効率化したがる
頭の回転が早く、様々な視点から物事を考えられることから、人よりも無駄なものが目についてしまいがち。
そのため、無駄なものを無くして効率的に物事を進めたいと考えます。
仕事でも「こっちの方法が早いよ」と、どんどん提案をして効率化を図ろうとするため、
人によっては面倒な人だと思われてしまうことも少なくありません。
悪い印象を与えない4つのコツ|日頃から注意すべき点とは?
「めざとい行動で周りから悪く思われたくない!」
「良い印象を持ってもらうためにはどうすればいいの?」
良かれと思って誰よりも先手を打って行動しているつもりでも、周りからしてみると実は面倒だと思われてしまうと残念ですよね。
周囲の人に悪い印象を与えないためにはどうすればいいのか、ここでは、めざとい人が日頃から注意すべきポイントを解説していきます。
コツ1. 自分から与えて、見返りを求めない
感謝されるべきことがあっても、見返りを求めることにより、せっかくの良い行動も恩着せがましくなります。
他人から感謝されたいという気持ちではなく、自分がこうしてあげたいという気持ちで行動すると良いです。
例えば、ビジネスにおいて「このプロジェクトが成功したのは自分のおかげだ!」と考えるのではなく、
「成功させるために自分にできることをしただけ」と考えましょう。
考え方を変えるだけで、相手に見返りを求めようと思わなくなりますよ。
コツ2. 損得勘定ばかりで動かない
自分の利益ばかり求めた行動をしていると、「あの人は自分が得をすることしか考えていない」と自己中心的な印象を与えてしまいます。
例え自分が損をしそうなことでも、利害関係のない行動をすることで、周りからの評価が高まりますよ。
誰かが困っている時には、たとえ自分に得がないことでも助けてあげましょう。
それにより、問題が解決し、助けてあげた人から評価されることにより、結果的に良い印象を与えつつ得として自分に返ってきます。
コツ3. 感謝の気持ちを言葉で伝える
自分がしたことに対して誰かに感謝されると「やって良かった!」と良い気分になります。
めざとい人は、人が見逃してしまいそうな気遣いに気が付くことができるので、些細なことでも誰かにしてもらった時には、
「ありがとう」とか「助かったよ!」など言葉で感謝を伝えましょう。
そうすることで、相手からは「自分のことをよく見てくれているんだ!」「周りに気遣いができる人なのね」と、良いイメージを抱いてもらえますよ。
コツ4. こまめにコミュニケーションを取り、意図を伝える
良いことをしているつもりでも、周りに理解されない行動は、自分勝手な人だと周りの人から良い印象を持たれません。
めざとい人は頭の回転が早いからこそ、一人でどんどん進めてしまいがちなので、意識して周りに考えを伝えるようにしましょう。
「こうした方がより効率的に進められるので、やり方を変えましょう!」など、行動の意図を周りに伝えることが大切です。
こまめに考えを伝えることで、男性にも女性にも理解を得られて応援されるようになりますよ。
良い意味で「目ざとい人」と思われるよう努力してみて。
めざといとは、本来は良い意味を持つ言葉ですが、悪口として使われることも少なくありません。
悪い印象を持たれないようにするポイントをおさえておけば、誰よりも早く変化に気付いて行動できるめざとい人は、会社や学校にいると頼もしい存在になります。
ぜひ、良い意味で「めざとい人だ!」と思われるようになりましょう。
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