東野圭吾のおすすめ小説25選。映像化された人気作品を含めて徹底ガイド!
人気作品が数多くある東野圭吾作品の特徴とは?
大阪府出身の小説家・東野圭吾は人間の心理を描くミステリー・サスペンス作品が特徴。
映画化・ドラマ化などメディアミックスされている作品も多く、数々の名作を世に送り出しています。
テンポ感の良い文章は小説初心者でも読みやすく、幅広い層から人気の小説家です。短編はもちろんシリーズ化されている長編作品もあり、面白い小説が揃っています。
東野圭吾作品の選び方|事前に確認すべきポイントを大公開
東野圭吾の作品は多いため、何を選んだらいいかわからない人も多いでしょう。
ここからは、東野圭吾の作品を選ぶポイントを3つ紹介します。
ぜひ参考にしていただき、あなたにぴったりな作品を見つける手がかりにしてください。
東野圭吾作品の選び方1. ジャンルに目を通して選ぶ
同じ東野圭吾作品といえどジャンルは様々。いざ手に取って読んでみたはいいものの、苦手なジャンルの場合は読みにくいものです。
東野圭吾といえば推理や謎解きのミステリー・サスペンスが有名ですが、他にも幅広いジャンルの作品を扱っています。
社会派の作品やヒューマンミステリーなど、あなたの興味をそそるジャンルが必ずあるので選びやすいでしょう。
せっかく読むのであれば最後まで楽しんで読めるように、自身の興味のあるジャンルを選びましょう。
東野圭吾作品の選び方2. 短編or長編(シリーズ)のどちらか確認して選ぶ
人によって小説に向き合える時間は様々。少ししか読む時間がないのに長編シリーズを手に取ってしまうと、ストーリーが途切れ途切れでわかりにくいです。
東野圭吾は短編・長編の両方とも扱っています。サクッと読みたいなら1巻完結の短編、続けて読みたいならガリレオや加賀恭一郎など、シリーズものを選ぶのがおすすめです。
初めて東野圭吾の作品を読むのであれば、短編を読んでみるといいでしょう。自身の生活スタイルにあわせて選んでください。
東野圭吾作品の選び方3. 映像化されているかチェックして選ぶ
東野圭吾の小説はタイトルに仕掛けがあるものも多く、タイトルだけ内容がわかりません。そのため、映像で内容を把握して好きそうであれば原作を読んでみるような形もおすすめです。
東野圭吾の小説は、ドラマや映画など映像化している作品がたくさん存在します。ドラマや映画と原作では細かいところで違いがあるので、その違いを発見するのも本を読む楽しみの1つでしょう。
ドラマがヒットした「ガリレオシリーズ」や映画化した「白夜行」など、メディア化した作品は面白いものばかり。ぜひ映像もあわせて東野圭吾作品を楽しんでください。
東野圭吾のおすすめ小説一覧|特に人気が高い名作を徹底ガイド!
ここからは、東野圭吾の人気作品を25個紹介します。
短編・長編問わず、どんでん返しのあるような面白い小説など、初めてでも楽しめる作品ばかり集めました。
ぜひ参考にしていただき、どっぷりハマれる面白い作品を見つけてください。
東野圭吾作品のおすすめ1. 探偵ガリレオ
- 福山雅治が主演だったり佐野史郎が良い演技をしたりというテレビドラマで大ヒットしているので話題性があり、東野圭吾を知らなくても友人と話が盛り上がる
- 東野圭吾の中でも人気のガリレオシリーズの記念すべき第1作目でここからシリーズが続いていくので、東野圭吾の世界観にハマるきっかけになる
- 天才科学者である帝都大理工学部物理学科助教授の湯川学が常識はずれな謎に次々と挑戦していくので、ハラハラドキドキの展開を楽しめる
東野圭吾の作品を初めて読む場合、わかりやすく代表作から読んでみたいという人は多いでしょう。
『探偵ガリレオ』は東野圭吾の中でも人気の「ガリレオシリーズ」の記念すべき第1作目。福山雅治主演で制作されたテレビドラマは大ヒットし、東野圭吾を知らなくても名前を聞いたことがある人の多い有名な作品です。
東野圭吾の代表作と言ってもいいでしょう。
まずは代表作で東野圭吾ワールドを体験してみたいという人におすすめです。
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- 発売年:2002 (年)
- ジャンル:謎解き・ミステリー
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ2. 予知夢
- 記憶のすり替えが行われた犯人たちが「自分はやってない」と主張する描写に深い心理学を感じさせ、ミステリーを解明していく様が面白い
- 天才科学者の湯川学が謎を解明するミステリーが全5章の短編集なので、東野圭吾の世界観を感じながらも空いた時間を上手く活用しながら楽しめる
- 「幽霊」「予言」といったリアルではあり得ないような事件が発生して湯川学が解明していくので、初心者でも世界観に入りやすく東野圭吾にハマりやすい
東野圭吾の小説に興味があっても、読む時間がなかなか取れないという人もいるでしょう。
人気の「ガリレオシリーズ」第2弾「予知夢」は、全5章に分かれた短編集です。
それぞれの章では違う事件が発生し、1章ごとに完結するので続きが気なることがありません。細かく分かれているので短い時間で東野圭吾ワールドを楽しむことが可能。毎日忙しい人でも、ちょっと空いた時間を有効的に使って小説を読めます。
隙間時間で東野圭吾作品を読みたい人に最適です。
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- 発売年:2003 (年)
- ジャンル:謎解き・ミステリー
- 映像化:◯
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ3. 容疑者Xの献身
- アパートで隣の部屋に住む女の人に想いを寄せるといういかにもありそうなリアルなシチュエーションで、実際の映像を想像しやすく楽しみやすい
- 事件を解決するという一般的なサスペンスとは逆の、犯罪の隠蔽工作をして罪を免れようとするシチュエーションが斬新で、今までにない楽しみ方ができて面白い
- 直木賞をはじめ多くの賞を獲得した東野圭吾の代作ではあるものの、数々の物議を醸し出した作品なので、ファンと一緒に東野圭吾談義で盛り上がれる
サスペンスものの小説をいくつも読んでいると、定番の流れで飽きてしまうことはありますよね。
直木賞など多くの賞を受賞した『容疑者Xの献身』は、犯罪の隠蔽工作をするシチュエーションが斬新。事件を解決するというベタな展開とは逆なので、冒頭から刺激的で面白いです。また、アパートの隣に住む女性に想いを寄せるシチュエーションがリアルで、メインストーリー以外も楽しめるので飽きずに読めてしまいます。
刺激的なサスペンス作品を求めている人にぴったりです。
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- 発売年:2008 (年)
- ジャンル:謎解き・ミステリー
- 映像化:映画
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ4. 赤い指
- 死を迎えようとしている父親の元に向かわないという加賀恭一郎の複雑な家庭環境を垣間見える部分があるので、シリーズを読んでいる人にはたまらない内容で面白い
- 幼女を殺してしまった自分の子供を守ろうとする親心と、いけないことをしてしまった責任感の狭間で揺れる昭夫の心理描写に読者も心を揺さぶられる
- ストーリーの流れがわかりやすいので、サスペンスものをあまり読まない人でも理解しやすく、サクサク読み進められて楽しめる
加賀恭一郎シリーズ第7作目『赤い指』は、丁寧に描かれたわかりやすいストーリーながら家族間の細かい心理描写素晴らしく、どっぷりとハマれる作品です。
東野圭吾を初めて読む初心者でも読みやすく、世界観に入りやすいでしょう。子供を想う親心がグッと心に刺さり、自分ごとのように作品に引き込まれます。
読みやすいながらも深みのあるストーリーを求める人におすすめです。
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- 発売年:2006 (年)
- ジャンル:謎解き・ミステリー
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ5. 白夜行
- 登場する主人公たちの心理描写が描かれない斬新な表現が使われており、「愛情はあったのか」「どんなことを思っていたのか」などを想像させるので、読者同士で熱く語り合える
- 舞台となる時代の描き方が的確なので、「いつの話なのだろう」という疑問を与えず、リアルなシチュエーションを想像できる
- 心理描写がないため何度読んでも全体像を把握しにくく、2度3度と読み返すたびに新しい発見があって飽きることなく面白い時間が続く
ドラマ化・映画化もされている『白夜行』は、主人公たちの心理描写がいっさいありません。「どんなことを考えていたか?」ということを想像させる楽しみ方を提供してくれています。
そのため、2回3回と読んでも違った想像をさせ、新しい発見をさせてくれる作品です。
読む度に違った楽しみ方ができる東野圭吾作品を探している人におすすめします。
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- 発売年:1999 (年)
- ジャンル:謎解き・サスペンス
- 映像化:ドラマ/映画
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ6. ナミヤ雑貨店の奇蹟
- 収録されている全5章が連作になっており、それぞれ関連して大きな作品を作り上げているので、読み終わった後になんとも言えない壮大な満足感を得られる
- 幼馴染の3人がある廃屋に忍び込んで物語が進められる閉じた世界での話が東野圭吾の魅力を存分に発揮しており、「東野圭吾らしさ」を感じることができる
- 人と人との繋がりが上手く描かれており心を掴まれるストーリーなので、ヒューマンミステリーではあるものの涙が出るような感動もある
幼馴染の「敦也」「翔太」「幸平」がある廃屋に忍び込み、手紙を見つけるところから始まる『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、心を掴まれる人と人との繋がりを描いた作品。
ラストに向かって明らかになる謎による驚きと感動が魅力的な作品です。全5章が関わりのある連作になっており、読み終えた後には満足感があるでしょう。
ソフトな雰囲気の東野圭吾作品を読んでみたい人におすすめです。
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- 発売年:2012 (年)
- ジャンル:ミステリー
- 映像化:映画
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ7. 手紙
- 兄が殺人の罪で刑務所に入った後、弟がどのような生活をしていたかをリアルに描いた社会派の内容で、差別について深く考えさせられ、これからの自分の人生に影響を与えられる
- 両親が亡くなり弟の学費をガテン系の仕事で稼ぐ兄という想像しやすいシチュエーションで世界観に入りやすく、登場人物への共感がしやすい
- 実際にあるであろうリアルな差別表現が心に刺さり、自分ごとのように作品を読み進められるのでドップリ世界観にハマれる
ドラマ化・映画化もされているヒット作品『手紙』は、殺人を犯した登場人物の弟が差別を受ける社会派の内容。
リアルな差別表現について深く考えさせられ、今後、自身の人との接し方に影響を与えるでしょう。ニュースなどで見る事件に対する見方が変わるかもしれません。
考えさせられるリアルなストーリーを求める人に読んでもらいたい作品です。
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- 発売年:2003 (年)
- ジャンル:社会派
- 映像化:ドラマ/映画
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ8. 流星の絆
- 両親の仇を討つという共通の意識を持った3兄弟の話で、一人は血縁関係がないながらも固く繋がれた絆を感じられるので、特に兄弟がいる人は共感できて心に刺さる
- 東野圭吾らしからぬシンプルな展開のミステリー・サスペンスなので、小説を読まない初心者でもサクサクと読み進められて楽しみやすい
- 展開が読みやすいのでベタなラストを迎えると思いつつ読んでいると、予想を超える思いも寄らない展開が待っているので驚きがあって面白い
ある夜に両親が殺された3兄弟が仇を討つという共通意識を持って生きていくストーリーの『流星の絆』は、サスペンスながらも恋愛要素のあるエンタメな作品です。
普段小説を読まないような人や東野圭吾初心者でも読みやすく、面白いと感じやすいでしょう。ベタな展開ながらも予想外のラストは必見です。
まずはシンプルな作品で東野圭吾ワールドに慣れたい人におすすめします。
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- 発売年:2008 (年)
- ジャンル:謎解き・サスペンス
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ9. 危険なビーナス
- ドラマでは妻夫木聡が務めた主人公・手島伯朗が女性好きという個性的なキャラクターで親しみやすく、ミステリーながらに恋愛もののような手軽感があって読みやすい
- 物語序盤から伏線が貼られており、いろいろと想像させる楽しみを与えながらラストに全てきっちりと回収してくる東野圭吾の魅力が詰まっていて読み終えた後に充実感がある
- 禁断の恋が展開されるハラハラドキドキのシチュエーションが面白いので、サクサクと読み進められる
東野圭吾の小説は面白そうだけど、少し重苦しそうな雰囲気で手の出せない人もいますよね。
妻夫木聡主演でドラマ化された『危険なビーナス』は、獣医である主人公の手島伯朗は女性好きというポップな設定。親族の死が絡む内容ですが、重たい雰囲気を感じさせないライトなノリが魅力です。思わずクスッとしてしまうシチュエーションも多く、初心者でも読みやすい作品でしょう。
軽い雰囲気で気軽に読める東野圭吾作品を探している人に最適です。
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- 発売年:2016 (年)
- ジャンル:ミステリー
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ10. 秘密
- 事故により死んだ妻・直子が娘・藻奈美に乗り移ってしまうミステリー感あふれる内容に引き込まれやすく、次々と起こる奇妙な展開に目が離せなくなりハマれる
- 娘に乗り移った妻・直子の意識が徐々になくなっていき娘・藻奈美の意識が多くなっていく様子から決断を迫られる主人公・平介の心情に胸を締め付けられ、思わず涙してしまう
- 家族愛が忠実に描かれており、「自分だったらどうするのだろう」と考えさせられ、家族を大切にする気持ちがより強くなる
ドラマ化もされている『秘密』は、主人公・平介の娘・藻奈美に、事故で死んだ妻・直子が乗り移ってしまうというファンタジー作品。
愛する妻と娘が入れ替わる様子の心情が他人事ではないように感じさせ、ストーリーに引き込まれていきます。ラスト、平介が選んだ決断は必見です。
謎解き・サスペンス以外の東野圭吾が気になっている人におすすめします。
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- 発売年:1998 (年)
- ジャンル:ファンタジー
- 映像化:ドラマ/映画
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ11. マスカレード・ホテル
- ガリレオシリーズの湯川学や加賀恭一郎に続く東野圭吾の代表キャラクター・新田浩介が登場し、ホテルを舞台にしたミステリーで、新しい東野圭吾ワールドを感じられる
- 木村拓哉や長澤まさみが出演した映画が話題となって有名になったので、「小説から映画」「映画から小説」といった二重の楽しみを体験できる
- 舞台となるホテルにいかにも怪しい客ばかりが来るので、次の展開では何が起こるのかドキドキハラハラしながら読み進められる
ホテルを舞台に殺人事件の謎に迫る東野圭吾の人気マスカレードシリーズの『マスカレード・ホテル』は、様々な人物が登場して「何が起きるのか?」と気持ちを高揚させてくれる小説作品です。
ホテルには奇妙な客が訪れ、次の展開を楽しみにしながら次々と読み進められます。
1ページ1ページをめくるのが面白いと感じる作品です。
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- 発売年:2011 (年)
- ジャンル:謎解き・ミステリー
- 映像化:映画
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ12. 希望の糸
- 実際に起こった新潟中越地震を登場させてリアリティのある演出をしており、他人事ではなく「もし自分だったら」と思わせられるので、世界観にのめり込みながら読み進められる
- 『祈りの幕が下りる時』でシリーズが終わりと思われた加賀恭一郎が脇役として登場し、東野圭吾ファンであれば絶対に興奮できるシチュエーションを組み込んでいるのでストーリー以外にも楽しめる
- 同性愛者という社会派のテーマも組み込んでおり、メッセージ性が伝わってくる
喫茶店で女性オーナーが殺されることから物語が始まる『希望の糸』。
序盤で新潟中越地震が発生するリアルな演出を組み込んでおり、「実際の世界」と錯覚を起こすほどのめり込める作品です。「家族」「同性愛者」というテーマは、日々の生活を考えさせられます。
自分ごとのように作品内の世界に入り込みたい人に最適な作品です。
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- 発売年:2019 (年)
- ジャンル:社会派
- 映像化:×
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ13. 沈黙のパレード
- 殺人罪として容疑者にあがった男が沈黙を続けることで無罪の判決を受ける実際にもあるシチュエーションがリアルで、遺族の気持ちに寄り添い「自分だったら」と考えさせられながら読み進められる
- ガリレオシリーズの真骨頂である湯川学が物理学を活かして謎を解き明かしていくストーリーが面白いので、1ページずつめくる手が止まらない
- 予想だにできない事件の結末にインパクトがあり、読み終えた後もしばらくドキドキした余韻に浸れる
ニュースで報道される「無罪」や「黙秘」という言葉を、どこか他人事でしか考えられない人も多いでしょう。
6年ぶりに発売された人気のガリレオシリーズ『沈黙のパレード』は、殺人罪の男が沈黙したことにより無罪となった事件を追うストーリー。遺族のリアルな気持ちが伝わってくるので、自分ごとのように感じさせられる作品です。
日々のニュースを見る目が大きく変わるでしょう。
世の中にあふれる事件についてもっと寄り添いたいという人におすすめです。
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- 発売年:2018 (年)
- ジャンル:謎解き・サスペンス
- 映像化:×
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ14. 時生
- グレゴリウス症候群という病気にかかった時生がタイムトラベルしていたというSFミステリー作品で、リアルなサスペンスものとは違った新鮮な楽しみ方ができる
- 病気のある子供を産んでしまった両親と、病気がありつつも両親に産んでもらった子供のリアルな感情が描かれており、親子の絆を感じさせられて涙が流れてくる
- 東野圭吾らしい細かい伏線や意外性のある展開が散りばめられており、東野圭吾ワールドを感じさせられて面白い作品
グレゴリウス症候群の病気を抱えた人物が登場する『時生』は、タイムトラベルを通して親子の絆を感じさせられる感動作品。
遺伝する病気を抱えた親子によるストーリーは、感動必至。今一度、親が子供に対する気持ちがよくわかる内容と言えるでしょう。
小説を通して両親への愛情を見つめ直せる良いきっかけになりますよ。
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- 発売年:2005 (年)
- ジャンル:ファンタジー
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ15. マスカレード・ナイト
- 読んでいると気づかないような細かい伏線が散りばめられており、最後に繋がってくる部分が多いので、思わずもう一度読み返したくなる
- シリーズを読んでいなくても十分に楽しめるものの、『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』を読んでいると新田刑事と山岸尚美の関係性がよくわかり、より楽しめる
- ホテルという普段は触れることのない仕事の裏側を知ることができるので、事件以外でも面白い部分が多く、幅広い楽しみ方ができる
「匿名通報ダイヤル」に寄せられた通報から物語の始まる人気のマスカレードシリーズの第3弾『マスカレード・ナイト』。
細かい伏線が序盤から散りばめられ、最後にはスッキリと回収してくれる作品。モヤモヤした気分になることもなく、気持ち良く読み終われるでしょう。
理論的にまとまっている作品を読みたい人におすすめです。
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- 発売年:2017 (年)
- ジャンル:謎解き・ミステリー
- 映像化:映画
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ16. 片想い
- 性同一性障害をテーマに物語は進んでいき、その中で「性同一性障害の人が何を考えているか」「男と女とは一体何なのか」ということ深く考えさせられる
- 『片想い』というタイトルから恋愛ものを彷彿とさせるものの全く違う内容。しかし、読み終えた後は「なるほど」と思わせられる上手い展開と表紙で、ついつい語りたくなる
- 前半から後半に従って東野圭吾のミステリー感が大きくなっていき、読み進めていくうちにいつの間にか夢中になって読んでいる
いかにも恋愛もののようなタイトルがついた『片想い」は、性同一性障害をテーマに描かれたミステリー作品。
普段より性同一性障害の人がどんな思いで生きているのかリアルに描かれています。自身には持ち合わせていない考え方にハッとさせられる部分が多く、読めば今後の生き方に影響を与えるかもしれません。
「男と女の意味」を知りたい人は、ぜひ手にとって読んでいただきたい作品です。
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- 発売年:2004 (年)
- ジャンル:サスペンス・ミステリー
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ17. 幻夜
- 東野圭吾の中でもかなり長い全792ページという大ボリュームの内容で読み応えは抜群なので、長い期間じっくりと楽しめる
- 阪神大震災の影響と見せかけて人を殺してしまった現場を目撃されるものの、通報はされないという意外性のある展開が面白く、世界観にどっぷりのめり込んで読み進められる
- 深田恭子主演でWOWOWでドラマ化もされており、小説を読んだ後にもわかりやすく映像も楽しめるという倍の楽しみ方ができて満足感が高い
阪神大震災時に主人公の雅也が叔父の敏郎を殺してしまうところから物語が始まる『幻夜』は、792ページという大ボリュームな内容。
1日ではなかなか読むことのできない量で、読み応えは抜群。長い日数をかけてストーリーを楽しむことができるでしょう。
壮大なストーリーをじっくりと楽しみたい人におすすめです。
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- 発売年:2004 (年)
- ジャンル:謎解き
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ18. 仮面山荘殺人事件
- 一つ一つのミステリーが順番に登場し解決していくので、自分の頭で推理することができ、自らも登場人物と一緒の気分になって物語を楽しめる
- 20年以上も前の1990年の作品ながらも古臭さを感じさせない雰囲気で、避暑地の閉鎖空間の中で繰り広げられる王道ミステリーを存分に感じられる
- 難易度の高い大胆なトリックが繰り広げられ、綿密に作られた物語のクオリティが高いので、ミステリー初心者でも十分に楽しんで読み進められる
男女8人が避暑地の山荘で逃亡中の銀行強盗に監禁される『仮面山荘殺人事件』は、一つ一つのミステリーが丁寧に回収されていく王道的な作品。
難易度は高いもののシンプルな構成なので推理がしやすく、自らの頭で考えながら謎を解き明かしてくのが面白いでしょう。
自分も一緒になって推理をして読みたいという人におすすめのミステリー作品です。
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- 発売年:1990 (年)
- ジャンル:謎解き・ミステリー
- 映像化:×
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ19. 分身
- 「クローン技術規制法」の成立が行われる7年前に書かれているクローンをテーマにしたミステリー作品で、東野圭吾の先見の明を感じることができる
- ところどころで心を打たれる文章や衝撃的な文章が散りばめられており、心がギュッとなるシーンが多いので、他の作品にはない刺激を得られる
- 物語の最後の最後まで目の離せない展開が続き、東野圭吾の世界観にのめり込みながら読み進められ、ラストは想像を掻き立てられる展開を楽しめる
クローンをテーマに家族模様を描くサスペンス作品の『分身』が発表されたのは1993年。なんと「クローン技術規制法」が制定される7年も前の話です。
当時はクローンについて認知の少ない時代であり、先見の明が光る作品。東野圭吾の凄さを感じるでしょう。
想像を超える東野圭吾の個性的な設定を楽しめるおすすめ作品となっています。
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- 発売年:1996 (年)
- ジャンル:サスペンス
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ20. 素敵な日本人 東野圭吾短編集
- 全部で9つのストーリーを楽しめる短編集なので、時間がない時でもサクッと読むことができ、東野圭吾への興味がまだ少なくても手軽に手に取って楽しめる
- 9つのストーリーはそれぞれ雰囲気や結末が全く違っており、読み進める度に違った楽しみ方ができるので、コストパフォーマンスが高い
- 手を抜いた形跡がなく全て重厚なストーリーで意外性やセンスのある文章が散りばめられており、一つ一つのストーリーは短いながらも読み応えがある
『素敵な日本人』は9つのストーリーを楽しめる東野圭吾の短編集。
一つ一つの物語には全く違う雰囲気があり、東野圭吾の様々な特徴をまとめて掴むことができます。短編集なので、時間がない人でも通勤時間や寝る前などのスキマ時間に読むことができるのが良いですね。
東野圭吾の作品をいろいろ読んでみたいという欲張りな人におすすめです。
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- 発売年:2017 (年)
- ジャンル:ミステリー
- 映像化:×
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ21. 宿命
- 殺人事件が行われるもののトリックや事件解決よりも登場人物の心情描写にスポットが当てられているので、より深みのあるストーリー性を楽しめる
- 物語の結末にある『宿命』の答えが完全に予想外ながらも伏線をうまく回収する納得の展開で、読み終わった後に充実感を感じられる
- 1993年のミステリー作品ながらも現代において全く古臭さを感じさせず、むしろ東野圭吾のこだわりや魅力が詰まっており、ファンでなくても大満足な読み応えがある
テレビドラマ化もされた『宿命』は、初恋の相手と結婚した男と10年後に出会うのが主軸のミステリー作品。
事件は起こるもののそれよりも心理描写が多く描かれており、推理ものが苦手な人でも十分に楽しめる内容。どんでん返しのような予想できない結末をぜひお楽しみください。
心理描写にスポットを当てた東野圭吾のおすすめ作品です。
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- 発売年:1990 (年)
- ジャンル:ミステリー
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ22. 祈りの幕が下りる時
- 長く続く人気の加賀恭一郎シリーズ10作目ながら読者の予想できない展開が続くので、ページをめくる手が止まらず、最後まで夢中になって読み進められる
- 東野圭吾作品の中でも人気キャラクターである加賀恭一郎の謎が明らかになる描写とストーリーとの関連性が絶妙で、ファンであれば思わず唸ってしまう
- 阿部寛主演で映画化もしており、小説の魅力を映像としても体験できるので、小説ではわかりにくかった部分も理解しやすく物語を2倍楽しめる
東野圭吾作品の中でも人気シリーズ加賀恭一郎10作目で映画化もしている『祈りの幕が下りる時』は、予想もできないどんでん返しが続くストーリーが魅力。
ページをめくる手が止まらなくなり、いつの間にか物語の世界にどハマりしているでしょう。
加賀恭一郎の謎に迫っている点は、シリーズを読んでいる人にとって必見です。
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- 発売年:2013 (年)
- ジャンル:サスペンス・ミステリー
- 映像化:映画
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ23. 白鳥とコウモリ
- どんなに深く予想しようとも正解できないようなどんでん返しな結末が待っているので、東野圭吾を読み込んでいる人でも刺激的で楽しめる
- 物語を読み進めていてもよく意味のわからなかったタイトル『白鳥とコウモリ』が最後にわかり、読み終えた後の充実感が素晴らしく誰かに紹介したくなる
- 30年前の殺人事件の犯人は自分だと名乗り出る人物が登場するシーンから不可解で、序盤から東野圭吾の世界観に引きずり込まれて次々と読み進めてしまう
東野圭吾の35周年記念作品である『白鳥とコウモリ』は、序盤に「30年前の殺人事件の犯人は自分」と名乗り出る人物が登場。
謎が深まる展開に心を掴まれ、ラストは予想外の展開が待っているので、最後まで世界観にハマりながら読み進められます。
東野圭吾作品でどハマりしたい人におすすめできるミステリー作品です。
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- 発売年:2021 (年)
- ジャンル:ミステリー
- 映像化:×
- シリーズ:×
東野圭吾作品のおすすめ24. 悪意
- 殺人事件が起きて解明のためにストーリーを進めていくもではなく、解決した事件の動機はなんだったのかというポイントに焦点があてられたミステリー作品で、他にはない楽しみ方ができる
- 加賀恭一郎が犯人の動機を探っていくフェイクが巧妙で面白く、どんでん返しのような展開はないものの、最後まで目の離せない展開で楽しめる
- たった2人の目線でしか物語が語れらないにもかかわらず、ハイセンスな文章と構成で読者の目を惹きつけ続ける
テレビドラマ化もされている『悪意』は、序盤に事件を解決してしまう驚きの展開。
謎解きではなく、「なぜ事件を起こしてしまったのか?」という動機の部分を中心に描かれています。
他のミステリーものにはあまりない展開。読者を惹きつける加賀恭一郎の上手いやり取りが面白い作品です。
心理描写やストーリーの深みを重視する人におすすめします。
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- 発売年:1996 (年)
- ジャンル:謎解き/ミステリー
- 映像化:ドラマ
- シリーズ:◯
東野圭吾作品のおすすめ25. 夢幻花
- タイトルの『夢幻花』の意味は江戸時代に存在した黄色いアサガオのことで、たった一つの花をめぐって物語が展開していく様に東野圭吾の実力を感じさせる
- ラストの展開は誰もが予想外であり、そしてスケールが大きく、読み終わった時の充実感は素晴らしいので思わず誰かと語りたくなる
- 様々な深みのあるストーリーが平行的に進められていく中、推理で解決する蒼太と行動で解決する莉乃の対比が面白く、最後まで飽きずに読み進められる
一つの花をめぐって物語が展開される『夢幻花』は、複数のエピソードが並行して進められる作品です。
それぞれのストーリーに深みがあり、様々な観点で楽しむことが可能。登場人物の蒼太は推理、莉乃は行動という武器を手に解決に導く様子が対比的で面白いですね。
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- 発売年:2013 (年)
- ジャンル:謎解き・ミステリー
- 映像化:×
- シリーズ:×
小説を通して、東野圭吾の世界観を堪能してみて。
東野圭吾は人間の心理描写が特徴で、数々の感動的な名作を世に送り出しています。テンポが良い文章で、小説初心者でも読みやすい作品が多く揃っていますよ。
まずは一冊手に取って、ぜひ東野圭吾ワールドに浸ってみてくださいね。
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