文庫本のおすすめランキング30選|読んだらハマる最新人気作品を大公開

HaRuKa 2024.02.13
おすすめの文庫本をお探しの方へ。今記事では、文庫本の特徴や選ぶポイントから、おすすめの文庫本まで詳しくご紹介します。定番の恋愛やミステリーなど人気の高い書籍を解説するので、気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください!

そもそも「文庫本」とは?

文庫本のおすすめ

文庫本とは、単行本が出版された後、単行本よりも低価格で小型サイズになって発売される書物のことを示します。

単行本で人気を博した作品を、持ち運びしやすいサイズ感やお財布に優しい価格帯に設定しているので、より多くの方が手に取りやすくなっているのが特徴です。

文庫本は、通勤時間や外出先でも手軽に作品を読みたい方や、安価に手を入れたい方におすすめ。


文庫本の選び方|事前にチェックしたいポイントとは

文庫本といっても非常に様々な種類が刊行されており、どれを選べば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。

ここからは、文庫本を選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介。ご自身に適した文庫本を見つけるため、ぜひとも参考にしてみてくださいね。

文庫本の選び方
  1. 好きなジャンルの作品を選ぶ
  2. 映像化されている本を選ぶ
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文庫本の選び方1. 好きなジャンルの作品を選ぶ

興味がないジャンルの文庫本を選ぶと、途中で読むのを辞めてしまう可能性があります。

文庫本には、すっきりとした元気が出る読後感を味わえる青春やスポーツを扱った作品や、切ないストーリーや感動的な展開に泣けること間違いなしのヒューマンドラマ。謎が謎を呼びページをめくる手が止まらなくなるミステリー小説や、背筋がゾッとするようなホラーなど、各ジャンルにそれぞれの良さがあります

そのため、作品のジャンルに注目することは、文庫本を選ぶ際非常に重要。ご自身の趣味嗜好に適したジャンルの中から文庫本を選ぶことで、より快適な読書を体験してみてください。


文庫本の選び方2. 映像化されている本を選ぶ

映画やドラマなど映像化されている文庫本は、読者からの人気が高く面白い作品であると言っても過言ではありません。そのため、映像化されている作品を手に取ってみるのも、おすすめの文庫本の選び方の一つです。

映像化されている文庫本を手に取ることは、作品の面白さが保証されているだけではなく、映像作品との比較も楽しむことができます

映像作品と原作の違いや、どちらの方が自身の好みであったかなど、様々な角度から作品を楽しむことができるでしょう。


文庫本のおすすめランキング30選|人気の高い書籍を徹底ガイド

ここからは、文庫本のおすすめ作品をランキング形式でご紹介。

話題沸騰中の作品から、語り継がれる名作まで幅広く説明していきます。

また、ファンタジーや恋愛モノ、ミステリーやヒューマンドラマまで様々なジャンルの作品も紹介していきますので、気になる作品はぜひともチェックしてみてくださいね。


【文庫本のおすすめランキング第30位】殺戮にいたる病

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
おすすめポイント
  • 叙述トリックの最高峰と言われる作品ですので、叙述トリック好きに最適
  • 犯人の目線から描かれるシーンは非常にリアルで恐ろしいため、ホラー好きにもおすすめ
  • 衝撃のラストが明らかになると、もう一度冒頭から読み直したくなる

叙述トリックを用いたミステリー作品の中でも、最も有名な作品の一つが「殺戮にいたる病」です。物語は、猟奇殺人犯である主人公の目線と他の登場人物との目線で描かれていきます。犯人の目線から描かれる殺人シーンは、非常に恐ろしく記憶に残ることでしょう。

本作最大の魅力は、物語の構成力です。主人公の目線以外に他の登場人物の目線が挿入されている理由が明らかになった時、必ず冒頭からもう一度読み直したくなること間違いなしの、どんでん返しミステリー。

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商品ステータス

  • 著者:我孫子武丸
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2017/10/13
  • 映像化:×
  • 受賞歴:×
Amazonの口コミ・レビュー

【文庫本のおすすめランキング第29位】黒い家

黒い家 (角川ホラー文庫)
おすすめポイント
  • 日本ホラー小説大賞を受賞するなど高い評価を受けた作品、サイコ・ホラー好きにはぜひともおすすめ
  • 著者自身の経験が活かされており、リアリティ溢れて描写が見どころ
  • 人間が何よりも恐ろしいと感じざるを得ない常軌を逸したシーンの連続に、ホラー好きは満足すること間違いなし

人間の恐ろしさを描いた、サイコ・ホラーが好きな方には強くおすすめしたいのが貴志祐介の「黒い家」です。本作は、日本ホラー小説大賞を受賞し、映画化もされるなど非常に高い評価を受けています。

生命保険会社に勤務する若槻が訪れた菰田家。この一家との遭遇が、想像を絶する恐怖の日々の幕開けとなるというストーリーです。

著者自身保険会社に勤めていた経験もあるため、保険会社にまつわる描写は非常にリアル。また、人間が何よりも恐ろしいと感じることができる、常軌を逸したシーンは強烈なインパクトを残すでしょう。

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商品ステータス

  • 著者:貴志祐介
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:1998/12/10
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:第4回日本ホラー小説大賞受賞 

【文庫本のおすすめランキング第28位】チョコレートコスモス

チョコレートコスモス (角川文庫)
おすすめポイント
  • 輝かしい受賞歴を誇る恩田陸の隠れた名作、恩田陸ファンは必読
  • 演技を行う2人の少女を描いた本作は、演じることに興味関心のある方ならハマること間違いなし
  • 巧みな文章表現により、登場人たちの演じている場面が頭の中に浮かび上がる

本屋大賞や直木賞を受賞するなど、日本を代表する作家の一人である恩田陸。そんな彼女の隠れた名作が「チョコレートコスモス」です。

幼いころから空手をやっていた佐々木飛鳥は、とあることをきっかけに演技の世界へと飛び込んでいきます。一方、幼少期から女優として活躍する東響子は、伝説の映画プロデューサーが開催したオーディションへと参加することを決意。

本作は、演技に魅せられた2人の少女を描いています。演じるとは何か、本当に素晴らしい演技とは何かを描いているので、演技に興味関心のある方はぜひともチェックしてみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:恩田陸
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2011/6/23
  • 映像化:×
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第27位】ラットマン

ラットマン (光文社文庫)
おすすめポイント
  • ロックバンドのメンバーを描いた作品ですので、実際にバンドを組んでいる方は共感すること間違いなし
  • 切ないストーリーなので、物悲しい作品が好きな方にうってつけ
  • 終盤に待ち受ける驚愕の真相は、どんでん返し好きなら満足すること必須

数多くのミステリー小説を手掛けている道尾秀介の「ラットマン」。

物語は、高校時代の友達同士で結成されたロックバンドの元メンバーが亡くなるところから幕を開けます。主人公の姫川亮と交際していたひかりの死の真相と、姫川の過去とが交錯していく切ない展開のミステリー

物悲しい雰囲気が特徴のミステリーではあるのですが、物語の終盤で待ち受ける驚愕の真相はミステリー好きなら誰もが楽しめること間違いなし。どんでん返しのある作品を読みたい方にはぜひともおすすめ。

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商品ステータス

  • 著者:道尾秀介
  • 出版社:光文社
  • 発売日:2010/7/8
  • 映像化:×
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第26位】全てがFになる

すべてがFになる (講談社文庫)
おすすめポイント
  • 刊行されて30年たった今なお読み継がれるミステリーの傑作なので、ミステリー好きにうってつけ
  • 個性的なキャラクターやウィットに富んだ会話劇も魅力的な本作は、読者初心者にも読みやすい
  • コンピューターに支配された独自の設定に、理系の方はハマること間違いなし

研究者である犀川創平は、犀川の恩師の娘である西之園萌絵と研究室のメンバーと、愛知県の妃真加島へと向かいます。そこで遭遇したのは、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季の奇妙な死体でした。

コンピューターに支配された独自の密室空間で起きた殺人事件を描いている本作。密室殺人事件と謎が謎を呼ぶ展開は、ミステリー好きにおすすめ。また、個性的なキャラクターたちやウィットに富んだ会話も魅力の一つです。

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商品ステータス

  • 著者:森博嗣
  • 出版社:講談社
  • 発売日:1998/12/11
  • 映像化:ドラマ化
  • 受賞歴:第1回メフィスト賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第25位】火車

火車 (新潮文庫)
おすすめポイント
  • 謎が謎を呼ぶ展開は、ミステリー好きにうってつけ
  • カード破産や消費者金融などの社会問題を扱った作品なので、社会派小説が好きな方におすすめ
  • 謎を解くだけのミステリーでは満足できない方にこそ読んでほしい、読後には非常に考えさせられるテーマを扱った作品

宮部みゆきの「火車」は、消費者金融の在り方をテーマとしたミステリー史に名を刻む傑作です。

休職中の刑事・本間が親戚に依頼され、行方を追うことになった関根彰子という名の女性。徹底的に自らの形跡を消し、失踪した彼女に一体何があったのか。

失踪した関根彰子の過去が次第に明らかになっていくにつれ、本作はただのミステリーではないことが分かってきます。カード破産や多重債務などに翻弄される者の壮絶な人生を描く、社会派小説としての側面もある本作。社会はミステリーが好きな方におすすめ。

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商品ステータス

  • 著者:宮部みゆき
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:1998/1/30
  • 映像化:ドラマ化、映画化
  • 受賞歴:第6回山本周五郎賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第24位】西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ (新潮文庫)
おすすめポイント
  • 児童文学ですので、お子さんと一緒に楽しめる
  • 主人公のおばあちゃんの教えは、大人の読者の心にも響くこと間違いなし
  • 映画化もされているので、原作と比較してみることで作品をさらに深く理解できる

中学校へ行きたくない少女・まいは、西の魔女こと自らのおばあちゃんの元で過ごします。

本作は児童文学であるものの、まいとおばあちゃんの心温まるやり取りは、大人でも感動すること間違いなし。

また、おばあちゃんがまいに教えた何でも自分で決めるということの大切さは、子供のみならず大人の読者の心にも響くでしょう。おばあちゃんの大きな愛と主人公の少女・まいとの絆を描いた本作は、映画化もされているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:梨木香歩
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2001/8/1
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:日本児童文学者協会新人賞

【文庫本のおすすめランキング第23位】噂

噂(新潮文庫)
おすすめポイント
  • 噂が現実になり架空の殺人鬼は本当に要るのかというストーリーは、サスペンス好きにうってつけ
  • 衝撃のラストは、どんでん返し好きにたまらない
  • 噂が広まる早さや、根拠のない情報が飛び交う描写にゾッとする

香水の新しいブランドをヒットさせるため、広告代理店は「女の子の足首を切るという殺人鬼・レインマンから身を守るためには、香水をつけていること」という噂を広めます。女子高生をターゲットにした販売戦略の狙いは見事ヒットし、香水は大ヒットするものの、噂が現実となり足首を切断された少女の遺体が発見されるというサイコ・サスペンス。

本作の最大の魅力は、衝撃のラストです。驚きのあまり、言葉を失うこと間違いなし。どんでん返しが好きな方におすすめしたい一作です。

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商品ステータス

  • 著者:荻原浩
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2006/3/1
  • 映像化:×
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第22位】きみの友達

きみの友だち(新潮文庫)
おすすめポイント
  • 恵美と由香の関係性から、本当の友達とは何かを考えさせられる
  • 連作短編集なので、移動時間や空き時間に読みやすいのも嬉しいポイント
  • ラストの切ない展開は、涙なしに読み終えることはできない

小学生の頃に交通事故に遭ってから、周囲に壁を作り誰とも打ち解けようとしなくなった恵美。そんな恵美は、体が弱くも笑顔を絶やすことなく柔和な雰囲気を持つ由香との出会いをきっかけに、徐々に変わっていきます。

本作は、恵美と由香を中心に描いた連作短編集です。恵美と由香のクラスメイトや恵美の弟など、個性豊かなキャラクターたちがそれぞれの悩みと向き合っていく過程が描かれていきます。

心温まるストーリーが魅力の本作ですが、ラストは非常に切ない展開で涙すること間違いないでしょう。友達の大切さを確認したい時に読みたい作品。

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商品ステータス

  • 著者:重松清
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2008/7/1
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:×

【参考記事】はこちら▽


【文庫本のおすすめランキング第21位】そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
おすすめポイント
  • ミステリーの女王の代表作、ミステリー好きなら誰もが満足する
  • 孤島に招かれた10人の男女が次々と殺害されていく展開は、手に汗握る物語が好きな方に最適
  • ミステリーの全てが詰まった作品なので、初めてミステリーを読む方におすすめ

ミステリー好きならば避けては通れない、ミステリーの女王ことアガサ・クリスティーの代表作「そして誰もいなくなった」。

孤島に招かれた見ず知らずの10人の男女が、1人ずつ殺されていくというサスペンスとしても一級品のストーリーです。

何らかの事情で外界と断絶した状況下で事件が発生する、クローズド・サークルや、童話の歌詞通りに人が殺されていく見立て殺人などの代表作とも言われています。どれほど時が経とうと今なお読む人を楽しませる、ミステリーの金字塔。ミステリー初心者の方は、まずは本作から読んでみてはいかがでしょう。

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商品ステータス

  • 著者:アガサ・クリスティー
  • 出版社: 早川書房
  • 発売日:2010/11/10
  • 映像化:ドラマ化
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第20位】君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)
おすすめポイント
  • 余命が残りわずかなヒロインと主人公の交流を描いた本作は、切ない気持ちと感動的な気持ちを味わいたい方におすすめ
  • ヒロインの懸命に生きる姿から、辛いことがあっても立ち向かう勇気をもらえる
  • 映画版をご覧になられた方は、原作と比較してみるとより楽しめる

デビュー作とは思えないほどの、話題を呼んだ「君の膵臓をたべたい」が文庫本で登場。

高校生の僕が病院で拾った、クラスメイトである山内桜良の日記帳に書かれていたのは、病気によって彼女の余命はもうあまり長くないということでした。日記帳を拾ったことをきっかけに交流するようになった、僕と山内桜良。

彼らの交流通じて生きることの尊さや、自分らしく生きることの大切さに気付かされます。また、題名の意味が分かった時には感動的な気持ちになること間違いないでしょう。自分らしく生きることの大切さを考えたい時におすすめの作品。

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商品ステータス

  • 著者:住野よる
  • 出版社:双葉社
  • 発売日:2017/4/27
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第19位】下町ロケット

下町ロケット (小学館文庫)
おすすめポイント
  • 仕事にかける熱い想いを描いているので、社会人の方の心に響くこと間違いなし
  • ドラマ版をご覧になられた方は、原作と比較することでより楽しめる
  • 大手メーカー相手でも決して屈しなかった主人公たちの姿に、勇気づけられる

池井戸潤による「下町ロケット」は、日々の仕事に情熱を注ぐ社会人の心に響くこと間違いなしの名作です。

研究者としての道を諦めた主人公・佃公平は、家業の町工場を継ぐことに。順調に業績を伸ばしていたものの、大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴訟され、絶体絶命のピンチに陥ります。

本作の魅力は、主人公を始めとする登場人物が抱く仕事にかける情熱やプライドです。夢を追うため日々奮闘する彼らの姿に共感と感動の声が続出し、ドラマ化もされるほどの人気作となりました。日々の仕事に悩んでいる時に読みたい作品。

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商品ステータス

  • 著者:池井戸潤
  • 出版社:小学館
  • 発売日:2013/12/26
  • 映像化:ドラマ化
  • 受賞歴:第145回直木賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第18位】孤狼の血

孤狼の血 「孤狼の血」シリーズ (角川文庫)
おすすめポイント
  • 警察とヤクザを描いた本作は、任侠映画好きにはたまらない
  • 型にハマらず自らの信念を貫く大上の姿は、男性なら憧れること間違いなし
  • 正義とは何かを考えさせられる深いテーマも魅力の一つ

ヤクザを描いた任侠映画が好きな方にうってつけの作品が、柚月裕子の「孤狼の血」です。

舞台となるのは昭和63年の広島。新人警察の日岡と、ヤクザとの癒着を疑われている刑事・大上とのコンビが暴力団の抗争を止めるべく奮闘するというストーリーです。

型にハマらず自らの捜査方法を貫く大上と、そんな彼に困惑するも次第に憧れていく日岡の関係性が本作の見どころ。また、ヤクザと警察の両者を描くことによって、正義とは何かを考えさせられます。

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商品ステータス

  • 著者:柚月裕子
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2017/8/25
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:第69回日本推理作家協会賞

【文庫本のおすすめランキング第17位】空中ブランコ

空中ブランコ (文春文庫)
おすすめポイント
  • 主人公の伊良部の面白おかしい言動に、元気が出ること間違いなし
  • 短編集なので通勤時間や空き時間に読みやすい
  • ユーモアあふれる展開は、何かに悩んでいる時や元気がない時にこそおすすめ

元気が出る作品が読みたい、心の底から笑いたいという方におすすめなのが奥田英郎の「空中ブランコ」です。

本作は神経科医である伊良部を描いたシリーズ2作目。前作の「イン・ザ・プール」の続編ではあるものの、短編集ですので本作から読み始めても全く問題はありません。

主人公の伊良部の屈託のない言動やあまりにも正直な発言の数々は、読者の肩の力を抜いてくれるでしょう。何かに悩んでいる時や、リラックスした時におすすめの作品。

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商品ステータス

  • 著者:奥田英郎
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日:2008/1/10
  • 映像化:ドラマ化
  • 受賞歴:第131回直木賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第16位】ぼぎわんが、来る

ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)
おすすめポイント
  • ホラー小説界の新たな旗手によるデビュー作、ホラー好きなら押さえておきたい作品
  • 次第に明らかになっていく真相や物語の展開は、ミステリー好きもハマること間違いなし
  • ただただ怖いだけでなくエンタメ的面白い要素も満載なので、ホラー初心者でも楽しめる

「ぼぎわんが、来る」は、ホラー小説界の新たな旗手として注目を集める澤村伊智のデビュー作です。

新婚生活を満喫していた田原秀樹の元に訪れた謎の人物。その後、田原の周囲では不可解な現象が頻発する羽目に。この謎の怪奇現象から逃れるべく、比嘉真琴という女性霊媒師と共に「ぼぎわん」と呼ばれる化け物と対峙するというストーリー。

本作の魅力は、ホラー小説でありながらもミステリー要素が多い点です。各章ごとに語り手が変わり、その都度明らかになる真相や「ぼぎわん」の正体などはホラーというジャンルの枠組みを超え、非常に面白い小説として楽しめます。ホラー初心者にもおすすめできる、ホラー小説の傑作。

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商品ステータス

  • 著者:澤村伊智
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日: 2018/2/25
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:第22回日本ホラー小説大賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第15位】夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
おすすめポイント
  • 唯一無二の世界観で繰り広げられるドタバタラブコメ作なので、一風変わった物語が好きな方にうってつけ
  • 京都が舞台となっているため、京都に詳しい方はより楽しめる
  • 現実離れしたファンタジー要素も満載な作風は、ファンタジー好きにもおすすめ

独創的な作風と世界観。そしてクセがあるものの次第に虜になってしまう文体と登場人物が魅力の、森見登美彦の代表作が文庫本で楽しめます。

京都が舞台となる本作は、主人公の男子大学生が後輩の黒髪の乙女との恋愛を成就させようと奮闘する、ファンタジー要素も加えられた一風変わったラブコメです。

独特な世界観と天真爛漫な黒髪の乙女のキャラクターなどが魅力の本作は、山本周五郎賞を受賞だけでなく直木賞ノミネートや本屋大賞では第2位にランクインするなど非常に高い評価を受けています。また、アニメ映画化もされているので、気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。独特な物語やラブコメが好きな方におすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:森見登美彦
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2009/5/1
  • 映像化:アニメ映画化
  • 受賞歴:第20回山本周五郎賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第14位】告白

告白 (双葉文庫)
おすすめポイント
  • イヤミスの女王の鮮烈なデビュー作、イヤミス入門編として最適
  • 映画版を鑑賞された方も原作を読むことで、新たな発見に出会える
  • 人間の持つ醜い感情に、ページをめくる手が止まらない

イヤミスの女王として名を馳せる、湊かなえの鮮烈なデビュー作を文庫本で味わえます。デビュー作にして本屋大賞を受賞するという偉業は、本作以外の作品では未だ達成されていません。

愛する娘を校内で亡くした女性教師による告白から、物語は幕を開けます。教師の娘を殺害した犯人やその家族、そしてクラスメイトなど語り手が変わることによって、事件の真相が色々な角度から露になっていくのが本作の特徴です。

人間の持つ醜い感情を目の当たりにしているにもかかわらず、ページをめくる手が止まらず面白いと感じてしまう一作。

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商品ステータス

  • 著者:湊かなえ
  • 出版社:双葉社
  • 発売日:2010/4/8
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:第6回本屋大賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第13位】ハサミ男

ハサミ男 (講談社文庫)
おすすめポイント
  • 殺人犯が模倣犯を追うという唯一無二の設定なので、従来のミステリーに飽きた方にぴったり
  • 真相が明らかになると今までの世界が一変するため、どんでん返し好きにはたまらない
  • 至る所に張り巡らされた伏線の数々に、2度読みしたくなること間違いなし

東京で起きた美少女連続殺人事件。その犯人である・ハサミ男は、3人目のターゲットを決定し調査しようとするも、自身の手口を模倣した方法で殺害された彼女を発見してしまいます。殺人犯が自らの模倣犯を追うという、珍しい設定のミステリー小説。

本作最大の魅力は何と言っても、大胆な叙述トリックです。真相が明らかになると今まで見えていた世界が一変する、どんでん返しの傑作。騙される快感を味わいたい方や、叙述トリックが好きな方におすすめの作品です。

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商品ステータス

  • 著者:殊能 将之
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2002/8/9
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:第13回メフィスト賞

【文庫本のおすすめランキング第12位】舟を編む

舟を編む (光文社文庫)
おすすめポイント
  • 辞書を作る過酷さを垣間見ることができるので、読後は辞書に対する気持ちが変わる
  • 登場人物全てが魅力あふれるため、ヒューマンドラマ好きにはうってつけ
  • 仕事に対して情熱を注ぐ登場人物たちを描いた本作は、社会人の方に最適

誰もが一度は使ったことのある辞書。そんな辞書作りに情熱を注ぐ人たちを描いた、お仕事小説が「舟を編む」です。言葉に対する敏感なセンスを持つ主人公・馬締光也が、辞書編集部へと異動するところから物語の幕は明けます。

本作の見どころは何と言っても、辞書作りの裏側が描かれている部分です。新しい辞書を作るのに、どれだけの多くの人がどれだけの時間と情熱をかけているかを知ると、これまでとは違った気持ちで辞書と向き合うことになります。

第9回本屋大賞を受賞するなど、非常に高い評価を受けたお仕事小説なので、社会人の方はぜひともチェックしてみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:三浦しをん
  • 出版社:光文社
  • 発売日:2015/3/12
  • 映像化:テレビアニメ化、映画化
  • 受賞歴:第9回本屋大賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第11位】砂漠

砂漠 (実業之日本社文庫)
おすすめポイント
  • ユーモラスな会話劇と時折ハッとさせられる名言の数々は、伊坂幸太郎ファンにうってつけ
  • 大学生たちの少し変わった日常を描いているので、青春小説好きにおすすめ
  • これから社会へ羽ばたく人たちへ向けたメッセージは、大学生や新社会人の心に響く

軽妙洒脱な文体とユーモラスなキャラクター、そしてすっきりとした読後感を伴う数々の人気作を世に送り出してきた伊坂幸太郎。そんな彼が手掛けた青春小説「砂漠」は、大学生の主人公たちの少し変わった日常を切り取った作品です。

伊坂幸太郎作品特有の、魅力的なキャラクター同士の面白い会話や巧みな伏線は本作でも健在。また、砂漠という題名に込められた若い人たちへのメッセージは、大学生の方や新社会人の方の心に響くでしょう。

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商品ステータス

  • 著者:伊坂幸太郎
  • 出版社:実業之日本社
  • 発売日:2017/10/4
  • 映像化:×
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第10位】イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)
おすすめポイント
  • ラスト2行で世界が一変する衝撃の展開は、どんでん返し好きにはたまらない
  • 甘酸っぱい恋愛ストーリーが物語の大半を占めるので、恋愛モノが好きな方におすすめ
  • 80年代後半が舞台となっており、懐かしさを覚えること間違いなし

乾くるみの「イニシエーション・ラブ」は、ラスト2行で今まで見ていた世界が一変する、衝撃の恋愛小説です。物語の舞台は80年代後半なので、当時の流行を感じさせる描写が多く登場し、懐かしさを感じる方もきっといるはず。

また、甘酸っぱい恋愛ストーリーが物語の大半を占めるから、恋愛モノが好きな方も楽しめる作品です。映画化もされているので、そちらをご覧になられた方はぜひ文庫本を手に取って、映画版との違いも楽しんでくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:乾くるみ
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日:2007/4/10
  • 映像化:映画化
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第9位】ハーモニー

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
おすすめポイント
  • 日本SF大賞を受賞するなど非常に高い評価を受けている作品なので、SF好きに最適
  • アニメ版や漫画版をご覧になられた方は原作を読むことで、更に物語を深く理解できる
  • 幸福とは何かを考えさせられる深いテーマを扱っているため、哲学的な作品が好きな方におすすめ

日本のSFファンが投票し、最も優秀なSFを決定する星雲賞と、日本SF作家の中から選ばれた選考員によって受賞作を決定する日本SF大賞。この両方を受賞し、近年稀に見る非常に高い評価を受けたSF小説が「ハーモニー」です。

この作品の人気や評価の高さは、劇場版アニメ化や漫画化されていることからも伺えます。病気や怪我がなくなった幸福な世界で起きた、世界を揺るがす大事件。主人公はその事件を追い、やがて驚愕の真相を目の当たりにします。

幸福とは何かを考えさせられる、SF史に名を刻む名作。考えさせられる作品やSF作品が好きな方はぜひとも手に取ってみてはいかがでしょうか。

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商品ステータス

  • 著者:伊藤計劃
  • 出版社:早川書房
  • 発売日:2014/8/8
  • 映像化:アニメ映画化
  • 受賞歴:第40回星雲賞(日本長編部門)、第30回日本SF大賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第8位】十二国記

月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)
おすすめポイント
  • 最新刊が発売されるたび話題となる国内ファンタジーの最高峰、ファンタジー好きならきっと満足できる
  • 主人公が試練を乗り越えていくストーリー展開に、元気が出る
  • 非常に練られた独自の世界観は、ファンタジー初心者の方でものめり込むこと間違いなし

「十二国記」シリーズは、国内のファンタジー作品の中でも非常に高い人気を誇ります。女子高生の主人公・中嶋陽子が、異国の地へと飛ばされ、その地で様々な試練と向き合うことになるという、王道ファンタジー。

本作の魅力は、そのストーリー展開もさることながら、緻密に練られた世界観だと言えるでしょう。最新作で刊行されるたびに話題になり、テレビアニメ化されるなど、とどまることを知らない人気のファンタジー作品をぜひともチェックしてみてくださいね。ファンタジー好きなら見逃せない作品。

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商品ステータス

  • 著者:小野不由美
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2012/6/27
  • 映像化:アニメ化
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第7位】満願

満願 (新潮文庫)
おすすめポイント
  • 非常に高い評価を受けたミステリー短編集ですので、ミステリーを読み慣れた方でも満足できるクオリティ
  • 短編集のため、普段あまり読書をしない方でも読みやすい
  • 収録されている6編のミステリー全てが意外な結末を迎えるので、アッと驚く物語を読みたい方におすすめ

2014年に単行本で刊行され、その年の様々な雑誌のミステリーランキングで1位を取るなど、非常に高い評価を受けたミステリー短編集が文庫本で登場。表題作である「満願」をはじめとする、それぞれ独立した珠玉のミステリーが6編収録されています。

どの短編も予想を裏切る見事な結末を迎えるため、ミステリー初心者の方にも楽しめること間違いなし。また、短編集であるので、普段あまり読書をしない方でも読みやすい点が魅力の本作。手軽にミステリー小説を楽しみたいという方におすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:米澤穂信
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2017/7/28
  • 映像化:ドラマ化
  • 受賞歴:第27回山本周五郎賞受賞

【文庫本のおすすめランキング第6位】かがみの孤城

かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1)
おすすめポイント
  • 本屋大賞を受賞するベストセラーが文庫本で登場、ミステリー好きも満足できる圧巻の伏線回収
  • 全ての真相が明かされた時に訪れる感動の波が最大の魅力の本作は、泣ける作品が好きな方は必読
  • ファンタジー要素も含んでいるので、ファンタジー好きにもおすすめ

第15回本屋大賞を受賞するなど、各方面から圧倒的支持を受けたベストセラーが文庫本として登場。

物語の主人公・心は、学校で居場所をなくしたため自宅に閉じこもっていました。ある日部屋の鏡が輝き始め、その鏡を通り抜けると、城の様な建物と心と同じような境遇の7人の姿が。なぜこの7人なのか、なぜこの場所なのか。全ての真相が明らかになった時、驚きと共に感動に包まれます。

本作はファンタジー要素とミステリー要素を含んだ、感動作。誰しもが胸に秘める心の傷を癒してくれる、優しい物語の結末には泣けること間違いないでしょう。感動作を探している方は、ぜひともチェックしてみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:辻村深月
  • 出版社:ポプラ社
  • 発売日:2021/3/5
  • 映像化:×
  • 受賞歴:第15回本屋大賞

【文庫本のおすすめランキング第5位】ジェノサイド

ジェノサイド 上 (角川文庫)
おすすめポイント
  • 世界を舞台に描かれるSFサスペンス超大作なので、手に汗握るストーリー展開が好きな方に最適
  • 全く予想のつかない怒涛の展開のオンパレードに、エンタメ好きなら一気読みすること間違いなし
  • ハリウッド映画を観た後の様な満足感を味わえるため、普段小説を読まない方にこそ読んでほしい作品

面白い小説を読んですっきりしたい方や、物語の世界にのめり込みたいという方におすすめなのが「ジェノサイド」です。日本だけでなくイラクやアメリカなど、世界を舞台としたビッグスケールなSFサスペンス。

本作は、日本で薬学を学ぶ大学院生とイラクで任務にあたるアメリカ人傭兵の視点で、人類絶滅の危機を描いています。その圧倒的なスケールと一気読みしてしまうほどの面白いストーリー展開は、ハリウッド映画を観た後の様な満足感をもたらすでしょう。

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商品ステータス

  • 著者:高野和明
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2013/12/25
  • 映像化:×
  • 受賞歴:第65回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞、第2回山田風太郎賞受賞
Amazonの口コミ・レビュー

【文庫本のおすすめランキング第4位】十角館の殺人

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)
おすすめポイント
  • 刊行されてから今なお多大な影響力を持つミステリー小説の金字塔なので、ミステリー小説に欠かせない魅力が全て詰まった作品
  • 先の読めない展開が魅力の本作は、ハラハラドキドキする展開が好きな方にはたまらない
  • ミステリー小説の面白さが詰まっているため、ミステリー小説初心者におすすめ

日本のミステリー史に名を刻む、「十角館の殺人」。この作品を読まずして、ミステリー小説が好きとは言えないほどの名作です。本作の登場をきっかけに、新本格派とよばれるミステリーの新たなブームが巻き起こされたほど。

角島と呼ばれる無人島を訪れた、推理小説研究会に所属する大学生たち。無人島で彼らに襲い掛かる殺人事件と、その真相から目が離せなくなること間違いなし。ミステリー小説初心者におすすめの作品です。

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商品ステータス

  • 著者:綾辻行人
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2007/10/16
  • 映像化:×
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第3位】能面検事

能面検事 (光文社文庫)
おすすめポイント
  • どんでん返しの帝王が手掛ける検察ミステリー、想像をはるかに超えた驚愕の真相にあなたもきっと騙される
  • 感情を表に出さない不破と新米事務官の美晴が中心として描かれているので、バディモノが好きな方はハマること間違いなし
  • スピーディーな展開で非常に読みやすいため、ミステリー初心者の方にもおすすめ

「さよならドビュッシー」や「連続殺人鬼カエル男」など数多くのミステリー作を生み出し、どんでん返しの帝王と評される中山七里の検察ミステリー。

常に感情を表に出さず、周囲からは能面と呼ばれる不破という検事と新米事務官の美晴のコンビを中心に物語は展開していきます。

本作の魅力はスピーディーな展開です。テンポよく物語が展開されていくため、非常に読みやすいのがポイント。そのため、ミステリー初心者の方にもおすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:中山七里
  • 出版社:光文社
  • 発売日:2020/12/9
  • 映像化:×
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第2位】ノーマンズランド

ノーマンズランド (光文社文庫)
おすすめポイント
  • 超人気刑事ミステリーシリーズの最新作、シリーズのファンの方にとって満足できる一作
  • テレビドラマ版をご覧になられていた方も、文庫本で原作を堪能できる
  • 息を持つかせぬ怒涛の展開にページをめくる手が止まらない

シリーズ累計発行部数約400万部を誇る、超人気刑事ミステリー作品・姫川玲子シリーズ。テレビドラマ化された「ストロベリーナイト」をご覧になられた方も多いのではないでしょうか。そんな人気シリーズの最新作がついに文庫本で登場。

女子大生殺害事件の容疑者が浮上するも、その男は別件で他署に逮捕されており、そのことを不審がる主人公。単独で真相を追う彼女は、北朝鮮拉致問題という国家レベルの問題に巻き込まれていくという壮大なストーリーが本作の魅力です。ミステリー好きは必見の作品。

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商品ステータス

  • 著者:誉田哲也
  • 出版社:光文社
  • 発売日:2020/11/10
  • 映像化:×
  • 受賞歴:×

【文庫本のおすすめランキング第1位】JR上野駅公園口

JR上野駅公園口 (河出文庫)
おすすめポイント
  • 全米図書賞・翻訳文学部門を受賞するなど世界から注目を集める作品、文学好きなら必読
  • 一人の男の生涯を通じて孤独を描いているため、孤独を感じたことのある方なら共感すること間違いなし
  • 現代社会が抱える様々な問題が描かれているので、社会問題について考えたい方にはおすすめ

アメリカで最も権威のある文学賞の一つである、全米図書賞・翻訳文学部門を受賞した作品が文庫本になって登場。芥川賞作家でもある柳美里によって手掛けられた本作は、人との繋がりが完全に断たれた状態をテーマとした物語です。

高度経済成長期に東京の上野へと出稼ぎにきた、福島県出身の男性の生涯を描いています。東京の上野を舞台としているにもかかわらず、韓国やポーランド、フランスなど世界各国に翻訳され共感されている本作。

孤独や無関心など、社会に蔓延る問題について考えさせられます。社会問題に関心を抱いている方におすすめ。

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商品ステータス

  • 著者:柳美里
  • 出版社:河出文庫
  • 発売日:2017/2/7
  • 映像化:×
  • 受賞歴:全米図書賞・翻訳文学部門

お気に入りの文庫本を見つけて読書生活を充実させよう。

ミステリーやSF、恋愛モノからホラーまで多種多様なジャンルの作品や、話題沸騰中の映像化された作品から今なお読み継がれる名作まで、非常に幅広いおすすめ30作品をご紹介してきました。

気になる文庫本があれば、ぜひともチェックしてみてください。文庫本の持ち運びやすさや、手に取りやすい価格帯などを活用して読書生活を楽しみましょう

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